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胆江日日新聞
pickup : 免疫力向上や疾病リスク予防 市内温泉 効能いかに 差別化、誘客促進へ実証 胆沢・ひめかゆでモニター(東京工大)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2022-11-25 09:38:14 (245 ヒット)

 市は本年度、温泉機能検証・発信事業に取り組んでいる。今月中旬から胆沢若柳の焼石クアパークひめかゆで、効用実証モニター試験を実施。市民らの血圧や体表温、腸内細菌などを調べ、入浴効果を科学的に検証していく。温泉にはさまざまな効能があるとされているが、実証試験により根拠を明確にすることで、新型コロナウイルス禍で落ち込む市内各施設の誘客促進や市民の健康づくりにつなげたい考え。

 市は市内温泉の効能や健康維持における有用性を示し、各施設が広報などに利用することで他地域との差別化を図ろうと、国の新型コロナ地方創生臨時交付金を活用して事業を計画。県内で唯一、温泉ソムリエマスターがいるひめかゆに試験を委託し、東京工業大学生命理工学院の山本直之教授が専門的立場で試験を実施・評価する。
 温泉に週3日以上入っている人と、ほとんど利用していない人合わせて約80人がモニターに参加している。入浴前後の血圧・体表温測定や唾液採取、採便、アンケート記入などで保温効果やストレス改善効果、血圧評価、腸内細菌を分析する。
 腸内細菌については肥満や糖尿病、大腸がん、動脈硬化症などの疾患と密接な関係があることが知られている。今回の試験では、温泉入浴頻度の違いで腸内細菌がどのように変化するか解析。免疫力向上や疾病リスク予防など、温泉機能の検証を行う。
 モニター試験は27日までの計6日間行う予定。初日に参加した胆沢若柳の松平寿子さん(71)は「自分の健康状態も知ることができるので、面白いと思い応募した。コロナ禍で温泉に行くことが減っていたが、これを機にまた積極的に利用したい」と話す。
 山本教授は「今まで誰も行ったことがない試験。良い結果が出て、市の活性化につなげることができれば」、温泉ソムリエマスターの渡辺和也・ひめかゆ支配人も「温泉の効用に関するエビデンス(科学的根拠)が得られれば、免疫向上や健康づくりに役立つことが明確になり、胆江地区の地域資源である温泉をアピールしていく大きな力になる」と期待している。
写真=温泉機能検証の実証試験で入浴前に血圧などをチェックする市民(左)や山本直之教授(右)ら


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