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胆江日日新聞
pickup : 「地域」から「世界」の宝に 文化遺産登録祝う(朴ノ木沢念仏剣舞)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-01-23 09:39:25 (237 ヒット)

 胆沢地域に伝わる朴ノ木沢念仏剣舞がユネスコ無形文化遺産「風流踊」登録されたのを記念した祝賀会が21日夜、水沢中町の四季の抄街のなか店で開かれた。地域の宝として継承してきた剣舞が「世界の宝」として認められたのを喜びながら、後継者不足の課題と向き合いながら次世代に継承していくことを誓い合った。

 同剣舞保存会(三田一男会長)の関係者や来賓ら約30人が出席。庭元を兼ねている三田会長は、昨年11月30日に登録が決定した日の様子を振り返り「50年近く剣舞に携わってきたが、自分は何て幸せ者なのだろう」と、同剣舞の歴史に刻まれた大場面に立ち会えたことの喜びを語った。「後継者不足が大きなネック。喜んでばかりもいられない。登録決定で盛り上がっている機会を生かし、SNS(交流サイト)やユー・チューブなどを使って『やってみたい』という人が一人でも多く現れてくれたら。後世につなげる使命を胸に一丸となって取り組んでいこう」と呼びかけた。
 来賓の小野寺隆夫副市長は、45年ほど前に青年会(グリーンサークル)活動の一環で同剣舞を習得。東京で行われた「全国青年大会」の文化部門郷土芸能の部で優秀賞に輝いた経歴がある。「衣川の川西大念仏剣舞も一緒に登録され喜ばしい限り。伝統を継承する取り組みは大変なものだが、市としても力添えしたい」と祝辞を述べた。
 祝宴では同保存会の千田和俊さん(38)が、勇壮な「一人怒物(熊払い)」を披露。大きな拍手が送られた。
 朴ノ木沢念仏剣舞は、平泉高舘で最期を遂げた源義経らを鎮魂する「高舘物怪」を継承したとされている。
 ユネスコ無形文化遺産「風流踊」は、全国41件の郷土芸能を代表一覧としている。朴ノ木沢念仏剣舞と川西大念仏剣舞の両保存会は、北上市の岩崎鬼剣舞、滑田鬼剣舞の各保存会と「鬼剣舞連合保存会」を組織。「鬼剣舞」の名称で代表一覧に記載されている。
写真=ユネスコ無形文化遺産登録祝賀会で披露された朴ノ木沢念仏剣舞の「一人怒物」


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