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胆江日日新聞
pickup : 物産展縁に奥州来訪 サンフランシスコの日系人交流団体 南部鉄器館など見学(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-03-15 09:39:54 (216 ヒット)

 米カリフォルニア州サンフランシスコ市に拠点を置く日系人交流団体「北加日本文化コミュニティーセンター」(マイロン・オカダ理事長)の関係者がこのほど、水沢羽田町の市伝統産業会館(奥州南部鉄器館)などを見学した。昨年秋、サンフランシスコで奥州市の物産展が開かれた際、同センターから多大な協力を得たのが縁で来訪。物産展で販売された南部鉄器の歴史や製造工程に理解を深めたほか、併設する売店でショッピングも楽しんだ。

 カリフォルニア州で輸出入業を営む鈴木優子さん=前沢出身=の支援を受け、昨年9月と10月にサンフランシスコ市内で開かれたイベントで、奥州市の物産を展示・販売。10月のイベントは奥州市が米国で初めて主催する物産展で、倉成淳市長もトップセールスに当たった。
 同センターも双方の物産展に協力。毎年日本研修を行っており、今年は東北を巡るツアーということで南部鉄器産地の水沢羽田町などをコースに組み込んだ。
 ツアーにはオカダ理事長(71)ら9人が参加。水沢鋳物工業協同組合の戸田努事務局長の案内で奥州南部鉄器館内を見学した。
 参加者たちは、英訳された南部鉄器の解説ビデオや館内の展示品を見ながら、伝統的な工法について理解。開催中の野球国際大会「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で活躍している大谷翔平選手の「握手像」も人気で、記念写真を撮って思い出をつくった。
 同館に隣接する売店では、鉄器や鍋、アクセサリーなどを品定めした。オカダ理事長は「館内は教育的な展示内容になっており、南部鉄器がどのような工程で作られているのか、しっかり理解できた。鉄瓶の表面に描かれている模様も、伝統的な技法が用いられており素晴らしい」と話していた。
写真=明治時代の南部鉄器製造工法の解説展示を興味深く見入るツアー参加者たち


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