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pickup : 金ケ崎町と方針共有 達増知事が防疫視察(鳥インフル)
達増拓也知事は15日、胆江地区を訪れ、金ケ崎町内で発生した高病原性鳥インフルエンザの防疫対応を視察した。町役場では高橋寛寿町長と面談。今後の対応や協力体制などについて方針を共有した。達増知事は「今回は1カ所に限定できているが、さらなる発生がないよう対策を徹底していく」と述べた。
同日午後、防疫作業支援員の活動拠点である町文化体育館や消毒ポイントの西部地区生涯教育センター、埋却作業に協力している県建設業協会奥州支部の事務所=水沢大手町=などを訪問。永井榮一・県南広域振興局長らが案内した。
面談後、報道陣の取材に応じた達増知事は、同体育館について「安全に作業に入れるかどうかや、ウイルスに触れる可能性がある場合のチェック態勢などを確認した。特に問題なく作業が進み、事態の収拾と防疫ができている」とした。
高橋町長は「県の指示に基づく町の対応は円滑にできており、町民から特段心配の声は寄せられていない。引き続き作業に協力していきたい。消毒は人的被害を想定しているものではないので、通常の生活をお願いしたい」と呼びかけた。
同日午後2時時点の県発表によると、殺処分は87・1%が終了。ニワトリや鶏ふん、飼料の埋却作業は継続して行われる。これまでに県職員や同支部の作業員ら延べ約720人が殺処分、埋却、消毒作業に従事している。
県内の他養鶏場で異常は確認されていない。
写真=作業支援員集合施設の金ケ崎町文化体育館を視察する達増拓也知事(手前左)