水沢太日通りで認定こども園ひがし幼稚園を運営する学校法人愛育学園(相沢すみれ理事長)は27日、隣接地に「ひがしっこ児童クラブ」の新拠点「きたぎん棟」を開所する。これまで園内に同児童クラブを開設してきたが、活動をより充実させようと、隣接する旧北日本銀行原中支店の土地と建物を取得し改修。24日にオープニングセレモニーを現地で行い、関係者が子どもらの新たな居場所の誕生を祝った。
セレモニーには、園職員や来賓、児童クラブの在籍児ら約40人が出席。「持続可能」など改修のコンセプトを皆で確認後、円陣を組んでテープカットした。
同銀行水沢支店の桑田進支店長が「これからも皆さんと共に歩んでいけたら」と祝辞。同園の鈴木玲子園長が「建物を大切にし、みんなで楽しく過ごそう」と児童に呼びかけた。
同児童クラブは、愛育学園が市の委託で16(平成28)年から運営。市立常盤小の1ー6年生約40人が在籍する。下校後に宿題や自由遊びに取り組み、夏休みなど長期休業中は朝から夕方まで過ごす。
これまで園と児童クラブが園内のホールを共用してきたが、園の行事と児童クラブの開所日が重なることなどがあったため、児童クラブ専用の活動場所を隣接地に設けた。
北日本銀行原中支店は昨年2月、水沢大町の水沢支店に移転。12月末、隣接する同学園が2階建ての建物と土地を取得した。
その後、同学園が改修を進め、1階のホールを児童クラブの主な活動スペースとして整備。2階フロアは法人の会議室や倉庫として利用する。細部に北銀時代の意匠を残した。
相沢理事長は「子どもたちは地域の宝。原中の景観を維持しながら、児童たちの声が響く居場所にしたい」と話す。
写真=テープカットでひがしっこ児童クラブの新拠点の開所を祝う出席者
岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。

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