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pickup : 胆江トップ切り山開き 行楽シーズン安全祈願(江刺・阿原山)
胆江地方のトップを切り、阿原山高原の山開きが28日、江刺伊手の阿原山(標高696メートル)の展望舎前で行われた。神事で山の安全を祈願し、行楽客が足を運ぶ夏山のシーズン入りを皆で祝った。
山開きは、実行委員会(和賀総委員長)が主催。あいにくの雨となったが、観光関係者ら10人が神事に臨んだ。
住民ら約100人が見守る中、本年度の江刺25歳年祝連・陽翠心の会員20人が江刺甚句踊りや創作演舞を披露。餅まきも行われ、親子らを楽しませた。
家族で訪れた江刺伊手字岩明の団体職員佐藤高志さん(36)は「きょうは雨と霧でよく見えないが、未来に残していくべき素晴らしい景色。多くの皆さんに見てもらえたら」と願った。
市観光物産協会副会長で江刺支部長でもある和賀委員長(72)は「景色の良いところだが、あまり知られていない。案内標識で展望舎までの道筋を分かりやすくするなど、景勝地のPRに努めたい」と話していた。
新型コロナウイルスの影響で、20(令和2)年から2年続けて神事のみ行ったが、昨年からアトラクションの一部も再開した。
現在、展望舎付近に咲くレンゲツツジが満開となっており、行楽客の目を楽しませている。
6月4日に胆沢若柳の焼石連峰、同11日に江刺米里の種山高原でも山開きが行われ、夏山シーズンが本格化する。
写真=阿原山高原の山開きで神事に臨む関係者