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胆江日日新聞
pickup : 宿泊産後ケア 8日再開 利用者負担ゼロに コロナ禍休止経て 母親ゆっくり休める場を(市)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-06-06 09:42:04 (536 ヒット)

 市は8日、新型コロナウイルスの影響で休止していた宿泊型産後ケア事業を再開する。県内唯一の取り組みで、県補助金を活用し自己負担ゼロで利用できるようになった。本人の希望に沿って助産師がスケジュールを組み、育児相談や母乳ケアなどにも対応。出産後ゆっくり休めない母親がほっと一息つける時間をつくり心身の負担軽減につなげ、安心して子育てできるようサポートしていく。

 市は18(平成30)年10月に産後ケア事業を開始し、宿泊、日帰り、訪問の3メニューで取り組んでいる。市内に住所がある原則産後5カ月未満の赤ちゃんと母親が対象。日帰りと訪問は現在も実施しているが、宿泊は21(令和3)年度から休止していた。受け入れのための人的体制が整ったことから、宿泊ケアの再開が決まった。
 宿泊・日帰りが行われるのは総合水沢病院内の産後ケア「おひさま」で、宿泊ケアは毎週木曜日の午前9時から翌日午後4時までの1泊2日。利用できるのは週1組で、1人に付き3回までとなっている。
 助産師が24時間体制で待機。母親の心身のケアから沐浴・授乳指導、母乳や赤ちゃんのケアまで対応し、ゆっくり休めるようサポートしていく。
 宿泊はこれまで利用料と食事代合わせて7560円かかっていたが、県の利用促進事業補助金の活用により利用者負担がなくなり、全て無償となる。日帰りも、実費徴収していた食事代(640円)が6月から無料に。訪問は無料で続けている。
 市は、宿泊の再開などを市広報やホームページで周知している。母子手帳交付や出生届、赤ちゃん訪問の際にはチラシを渡し利用を呼びかける。
 担当者は「母親にはゆっくり休んでもらい、心配事や悩みなどがあれば気兼ねなく相談してほしい。少しでも心身の負担を減らせるよう対応していきたい」と話している。
写真=総合水沢病院内の産後ケア「おひさま」。8日に宿泊ケアが再開する


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