岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 特殊詐欺は心理作戦 民生児童委 水沢で研修 警察官がコミカル解説(Zホール)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-11-28 09:40:33 (339 ヒット)

 本年度胆江地区民生委員・児童委員研修会が27日、水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)で開かれた。住民生活の安心安全をサポートする同委員が、一向に減らない特殊詐欺被害について研修。奥州署の高橋充志警務課長や県警本部の警察官らがコミカルな寸劇を交えて解説した。人間の心理を巧みに利用した手口である一方、共通するパターンを理解すれば誰でも防げる犯罪だといい、高橋課長は「仕組みを知って抵抗力を付けてほしい」と呼びかけた。

 県南広域振興局(小島純局長)と、奥州金ケ崎広域社協連絡協議会(会長・田面木茂樹市社会福祉協議会長)が主催。胆江2市町の民生委員・児童委員約350人が参加した。講演や事例発表などを通じ、相談や援助を行う際の知識・技術を習得してもらう狙いがある。
 特殊詐欺の手口や防止策を解説する講演では、腹話術人形に扮した警察官がユーモアあふれるせりふで、腹話術師役の警察官とやりとり。オレオレ詐欺や架空請求の手口をあらためて紹介した。
 高橋課長は「いわゆる『泥棒』は減ってきているが、特殊詐欺は増加の一途。電話をかけるだけなので、銀行や留守宅に行く必要はなく、こんなに効率のいい犯罪はない」と説明した。
 被害者から現金を受け取る「受け子」といった実行役は、闇バイトで募集。“雇い主”である犯罪組織のトップは、彼らに詳しい正体を明かしていないことが多い。このため、仮に実行役が逮捕されても、組織上層部まで捜査の手が及ぶのが難しく悩ましいという。
 高橋課長は「彼らは心理学を非常によく勉強して、詐欺のシナリオを作っている。お金、プライド、家族といった大事なものに危機が及ぶと思わせ、被害者を驚かせ不安にさせる。そこへ、弁護士や市職員、警察官などをかたる“助け舟”のような存在が現れる。助けてくれる最終手段は『お金』を出すこと。この流れはどんなシナリオでも同じ」と解説。「委員の皆さんがまず特殊詐欺の仕組みを知り、地域の皆さんに周知してもらう。そのことで、特殊詐欺に対する抵抗力が身に付く」と強調した。
 研修後半は、水沢と金ケ崎町の委員による事例発表などが行われた。
写真=コミカルな寸劇で特殊詐欺の手口を紹介する警察官たち


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
新聞掲載写真の販売
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
水沢信用金庫
奥州市観光物産協会バナー
岩手銘醸バナー

胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動