日高火防祭歴代ポスター展と同祭屋台模型展示が、水沢横町の市まちなか交流館で開かれている。春の到来を告げる同祭のポスターや、精巧に作られた模型を一挙に展示。開催が間近に迫った同祭に向けて機運を高めている。観覧無料。29日まで。
胆沢若柳の徳水園で22日、日本最大級の「円筒分水工」の放水式が行われた。胆沢扇状地の穀倉地帯を潤す水が勢いよく流れ出し、農作業シーズンの本格化を告げている。
円筒分水工は、上流の胆沢ダムからの水を農業用水として配分する施設。9月10日までの間、胆沢平野の水田約9200ヘクタールの約8割に当たる約7300ヘクタールへ水を届ける。
奥州前沢春まつり(前沢まつり実行委員会主催)は、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターと周辺の市道で行われた。本年度奥州前沢42歳厄年連「亥風輝(いぶき)」(伊藤真会長)、同25歳厄年連「龍翠蓮(りゅうすいれん)」(小野寺晋会長)をはじめ、前沢地域のよさこいチームや幼児連など17団体・総勢約800人が演舞や演奏を披露。沿道やステージ前に多くの見物客が集まった。
市温泉機能検証・発信事業報告会は20日、胆沢若柳の温泉施設焼石クアパークひめかゆを会場に開かれた。都内大学教授により、高頻度の温泉利用者は血管年齢が実年齢より約2歳若く、血管が柔軟に維持され、動脈硬化のリスクも低いなどの研究成果が示された。訪れた市民らは温泉の効用に熱心に耳を傾けた。
北上市のデザイナー鈴木詠一さん(40)がリノベーション(改修)に取り組む江刺米里字人首町の旧菊池邸で19日、自身が手がけた洋服の展示会が始まった。築99年で洋館風の外観が目を引く旧家屋を、制作拠点やアートギャラリーとして再生する計画。改修を前に市民らでにぎわっており、鈴木さんは「興味があれば気軽に見てもらえたら」と呼びかける。21日まで。