岩手銘醸(株)(及川啓子代表)は15日、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸の「奥州ノ龍」720ミリリットル瓶合計1000本をアメリカに向けて初出荷した。東京から船で輸送し、約1カ月後にカリフォルニア州サンフランシスコのスズキマーケティング(鈴木優子代表取締役)に届けられ、スーパーマーケットや飲食店で扱われる見込みだ。アメリカ国内でも富裕層が多く消費意欲が活発な市場への展開とあって期待は大きく、「奥州から巣立ち、同州で活躍している大谷翔平選手の口にも届いてくれたら」と願いを込める。
17(平成29)年から海外展開をスタートさせ、国内の商社を仲介役として中国、台湾、香港への輸出を続けてきた岩手銘醸。スズキマーケティングは、アメリカ産のワインを日本やアジアの市場に展開するのが主な業務とする。5年ほど前、鈴木代表取締役が前沢白山の出身である縁から商談の機会を持ち、今回初めて国内商社を通さない形での海外輸出が実現した。
13日午後11時7分ごろ、福島県沖を震源とする最大震度6強の非常に強い地震が発生。胆江地方でも震度4を観測した。水沢で転倒した女性が手首を負傷したほか、江刺では民家の窓ガラスが割れるなどの被害が発生。15日も那須塩原―盛岡間で終日運休した東北新幹線は、構造物などが損壊しており全線復旧まで10日前後を要する見通しだ。
第32回全日本農はだてのつどい(いさわのまつり実行委員会主催)は13日、胆沢若柳字壱本松の供養塚「昭和の一里塚」公園で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を大幅に縮小。初めて豊作・安全・厄払祈願祭と厄年連引継式のみとなった。晴天の下で関係者らが厳かに祈りをささげ、厄年の志を伝達して地域の伝統をつないだ。
奥州商工会議所(鎌田卓也会頭)は、「#奥州エール飯」事業の公式ホームページ(HP)で、飲食店のテークアウト・デリバリー情報を発信している。店舗情報を一覧化して奥州の食の魅力をPRし、コロナ禍での販売を後押し。掲載無料としており、売り上げ回復や新規顧客獲得に向けて掲載店舗を随時募集している。
水沢青年会議所(佐藤恒一理事長)主催のイベント「幻のスキー場2021〜ペガサスしようぜ!〜」が11日、水沢横町の旧ペガサス広場で開かれた。今冬の大雪を利用し市民の力を合わせて生み出した特製のスキー場を1日限定で開放。子どもたちにそりなどで元気よく滑ってもらい、雪が多い奥州市のよさを発信した。