暖冬の影響で積雪量が足りず、15日に開かれる「全日本農はだてのつどい」(いさわのまつり実行委員会主催)の内容が一部変更されることになった。同実行委が4日までに、メイン行事の福俵引きを中止とし、大臼福餅つきは通常の臼4台に変更して実施することを決めた。31回の歴史の中で福俵引きが中止となるのは初めて。
市食生活改善推進員協議会(及川せつ子会長)の育成研修会は3日、水沢聖天の水沢地区センターで開かれた。「子どもたちに伝えたい味」をテーマに過去のレシピの掘り起こしを図り、試作しながらより良い味を探った。
第2次市食育推進計画に基づいて行う事業の一環で、17(平成29)年度に続き2回目の実施。推進員19人が参加し、支部ごとに2ー3品の調理に取り組んだ。
このうち胆沢支部は「かぼちゃとピーマンのきんぴら」など2品を手掛け、余った食材で汁物も調理。塩分0・6%を心掛けたという及川延江さん(58)=胆沢南都田=は「大人には物足りないかもしれないが、子どもたちには適正な味を覚えてほしい」。鈴木弥栄子さん(57)=胆沢小山=は「外食はうま味調味料などで過剰な味付けがされている場合が多い。給食で素材本来の味を知ってもらえれば」と願った。
金ケ崎町は、森山総合公園野球場=同町西根森山=のネーミングライツ(命名権)スポンサーを募っている。契約期間は今年4月から3年間で、町側は年額50万円以上(消費税込み)を希望。新たな財源確保に向けた取り組みで、町の担当者は「施設にふさわしく、親しみやすい愛称を提案してほしい」と呼び掛ける。
妙見山黒石寺(藤波大吾住職)の蘇民祭が1月31日夜から2月1日早朝まで、水沢黒石町字山内の同寺境内などで開かれた。県内外から下帯姿の男たちや見物客が大勢集まり、裸参りや蘇民袋争奪戦などに臨んだ。厳寒の夜を徹して行われる同祭だが、今年は暖冬の影響で積雪、降雪がない状態で荒々しい伝統の儀式が繰り広げられ、「東奥の奇祭」にふさわしい盛り上がりを見せた。
「地域の元気を発信!」を合言葉に、初日の上演が大成功に終わった第12回奥州市民☆文士劇「鞍馬天狗ー悪い奴らは許しておけぬ!正義を守る黒頭巾ー」。クールなたたずまいに悪を許さぬ熱いハートを秘めた鞍馬天狗が、不安定な幕末の京で正義を貫き通す姿を多彩なキャストによる群集劇で描き出し、観客に熱狂と感動の舞台を届けた。