県立水沢農業高校(神山秀市校長)農業科学科3年の野菜専攻班6人は、2年がかりで赤ネギの魅力を探る研究に取り組んだ。一連の成果をまとめた研究文が全国の舞台で高く評価され、専門高校生徒の研究文・作文コンクールの経済同友会賞を初受賞。共催する産業教育振興中央会の佳作にも選ばれ、メンバーたちは「赤ネギ研究が実を結び、最高の形で学習成果を修められた」と胸を張る。
外国人市民に対する迅速で的確な救助活動を実現しようと、奥州金ケ崎消防本部(阿部保之消防長)は10日、水沢大鐘町の同本部で多言語通訳対応訓練を初めて実施した。救急隊と通訳オペレーターが連携して情報収集を図り、日本語が話せない傷病者への救急対応力を高めた。
江刺田原の県南家畜市場で9日、和牛子牛市場の初競りが行われ、平均価格78万7457円で取引された。昨年は夏以降、好調な枝肉価格と連動し堅調に推移。今年も月ごとで多少のばらつきは見られても、極端に下落することなく進むとの見方が強い。
胆沢南都田のラーメンショップ奥州店(田中元代表)は、子どもたちの冬休み期間に合わせ、最大100円のワンコインで食事を提供する「子供食堂」をオープンさせた。ひとり親家庭に育ち、幼少期の食育に思いを寄せる田中代表(34)=水沢西田=は「ひとり親や共働きの家庭が増える中、子供食堂を通じて親子水入らずの時間を過ごし、身も心も満たしてもらえれば」と願う。
一関市出身の田中代表は、波乱の10代を経て、現在は奥州店を含む県内3カ所でラーメンショップを経営している。自身の経験を生かし、唯一サポートできるのが「料理」と一念発起し、今冬から「子供食堂」を始めた。
江刺愛宕の愛宕保育園(加藤晋園長、園児120人)で7日、七草がゆを食べる会「パワーアップ!春の七草」が開かれた。年長、年中児48人が春の七草を学び、七草がゆを味わって1年間元気に過ごすことを誓った。
年中行事から伝統を学び、季節を感じる心を育てようと毎年実施している。講師には胆沢若柳在住の野菜ソムリエ高橋千鶴子さん(56)を招いた。