金ケ崎町の「おらが村の永岡蘇民祭」(同祭実行委員会主催)は26日、同町永沢の永沢土地改良区駐車場で開かれた。下帯姿の男衆が蘇民袋争奪戦や水かけ祭を威勢よく繰り広げ、無病息災や地域の安寧に願いを込めた。
同祭は1989(平成元)年、前年の豪雨被害をきっかけに地域の復興と安全を祈念してスタート。毎年1月の最終日曜日に本祭を催し、五穀豊穣や無病息災を祈念している。
「奥州食の黄金文化祭2020〜第6回おやつフェスティバル〜」(食の黄金文化・奥州推進協議会、市主催)は25日、水沢佐倉河のプラザイン水沢で開かれた。おやつコーナー31店舗、軽食コーナー8店舗が連なり、訪れた多くの家族連れが奥州の食の魅力を堪能した。
毎年恒例のフェスティバルで、市産食材を使ったこだわりのおやつ、市ゆかりの人名・地名を盛り込んだ加工品などが勢ぞろい。市内菓子店や姉妹都市などを含む店舗が甘味の競演を繰り広げた。
県立岩谷堂高校の産業工学系列ものづくり班の3年生が24日、江刺田原字大日のデイサービスセンター大日(佐藤絢哉管理者)を訪れ、卒業制作で仕上げたベンチとテーブルのセットを寄贈した。うれしそうな様子でベンチに座る利用者らの姿に、生徒たちはものづくりを通した社会貢献の意義深さを実感した。
水沢黒石町の曹洞宗正法寺(盛田正孝住職)で、「釈迦涅槃図」の冬の特別公開が行われている。例年は2月1ー15日の間だけ法堂東側の部屋「室中」に掲げられるが、より多くの人に見てもらおうと期間を延長。3月31日まで参拝者を出迎える。
水沢吉小路の市武家住宅資料館(千葉有館長)で22日、「城下町水沢のひな人形展」(同館、市教育委員会主催)が始まった。厚紙と綿を布で包む「押し絵」の技法で制作された「くくり雛」約200点が会場に並び、一足早い桃の節句の雰囲気を満喫できる。3月8日まで。入館無料。