水沢前田でフランス料理店「エルミタージュ」を営む湯村恵さん(45)は、店舗向かいに建築した自宅に併設する形で宴会場「ラ・メゾン」をオープンさせた。シェフの仕事をこなしながら、理想の披露宴、レストランウエディングの在り方を考え約10年。「いいものを適正な価格で提供できたら」と話している。
国立科学博物館の馬場幸栄研究員と、胆江日日新聞社が主催する特別企画展「木村栄(ひさし)の書展」に、木村が“計算の神様”と称賛された飯坂タミ子さん(故人)に贈った書が展示される。飯坂さんの娘で、書を管理している平井美根子さん(78)=盛岡市山王町=は「母は宝物のように、木村先生の書や緯度観測所時代のものを大事に保管していた。馬場さんの研究のおかげで、消えてなくなりそうなものにも価値を見いだすことができた」と喜んでいる。同展は3月2日から10日まで、水沢星ガ丘町の奥州宇宙遊学館で開かれる。
第38回奥州胆沢劇場『おらだづの学校〜石渕からのバトン〜』は25日、胆沢文化創造センターで上演された。日本初のロックフィルダム・旧石淵ダム完成から2年を迎えた1955(昭和30)年、胆沢石渕地区での物語。人と人の心のつながりを温かな視点で描き、感動の舞台を生み出した。
県立水沢高校野球部(鈴木碧主将、部員26人)は23ー24日の2日間、高校野球のメイン球場である盛岡市のきたぎんボールパークを出発点に、国道4号を南下する「水高野球部100キロボランティアウオーク」を実施した。部員らは盛岡、花巻、金ケ崎の各市町にある球場を経由し、落ちているごみを拾い上げながら行進。夏に向けて強いチームに成長するべく団結力を高めた。
昨年7月に発足した中学生の軟式野球団体「水沢ベースボールアカデミー(M・BB・A)」は、今年4月に本格始動する。競技人口の減少や部活動の変化などを踏まえ、地域コミュニティーも大切にしながら、子どもたちが長く楽しく野球を続けられる環境をつくろうと活動。23日には小学6年生を対象に体験会を開き、技術指導にも力を入れた。