水沢佐倉河の鎮守府八幡宮(菅原正明宮司)で17日、特殊神事「加勢祭」が行われた。約100人が参列。無病息災や家内安全、地域の安寧を祈願し、気合のこもったかけ声で邪気を吹き飛ばした。
全国的にも類を見ない特別な神事として知られる同祭。災いを払う「蘇民祭」の一種と言われており、約1200年にわたり引き継がれている。
市明るい選挙推進協議会(菅原博会長)は15日、県立水沢農業高校(菅野修一校長、生徒124人)で選挙啓発授業を行った。2年生約40人を対象に、制度のミニ講座や模擬投票を実施。生徒たちは選挙を身近に感じながら、どのような奥州市になってほしいか真剣に考え一票を投じた。
市選挙管理委員会事務局の職員2人が来校。選挙制度などを説明した後、市長選の模擬投票を行った。
立候補者は3人で、空き地の利活用を争点とした。実際の選挙さながらに受付や記載台、投票箱が用意され、生徒たちは公約を見比べて選択。投票の結果、「空き地にショッピングモールを造り便利な生活を」と訴えた候補者が当選した。投票管理者と立会人は教諭、受付や投票用紙交付係、開票作業は生徒が担った。
衣川地域の3小中学校は、中学校進学時の子どもたちと教職員双方の不安を軽減しようと、小中連携教育に力を入れている。22(令和4)年度から市立衣川中学校(八重畑亘校長)の教諭が地域内の小学6年生を訪ねて行う「乗り入れ授業」を導入。教諭と次年度入学する児童たちが交流を深め、スムーズな進学へつなげている。
市内小中学校の給食に今月、市の姉妹都市・静岡県掛川市の特産品「掛川茶」を使った献立が提供されている。「姉妹都市を味わう日」と銘打ち、14日は水沢地域内4小中学校で実施。子どもたちは給食センター考案のメニューを頬張り、姉妹都市に関心を寄せていた。
13日に告示され、選挙戦が確定した金ケ崎町議選(定数16)。同日朝、立候補者がそれぞれの拠点で第一声に臨み、有権者が審判を下す18日の投開票に向けて5日間の舌戦が幕を開けた。支持を呼びかける各陣営の選挙カーが町内各地を行き交い、無投票の観測から一転して少数激戦の攻防が始まった。人口減少が進む中、地域の持続可能性や農業・産業振興、防災対策の充実、医療体制の整備など町政課題解決に向けた各候補の主張に、有権者は耳を傾けている。