胆沢の冬を彩る「第35回全日本農はだてのつどい〜岩手・いさわワラと火のまつり〜」は10日、胆沢野球場北側駐車場特設会場で開かれた。1年の農作業の安全と豊作を祈願し、庭田植行事の再現や福餅つき、地元厄年連によるつがい踊りなどがにぎやかに繰り広げられ、米どころが活気に包まれた。
第18回金ケ崎町福祉施設等情報交換会(町社会福祉協議会主催)は9日、同町西根南羽沢の町福祉センターで開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で5年ぶりの開催。介護や保育事業所の代表者らが出席し、人材確保難といった共通する課題に立ち向かっていくため、連携をより強化していくことを確認した。
市は新年度から飲料メーカーのサントリーグループと協働で、使用済みペットボトルを原料に新たなペットボトルへ生まれ変わらせる「『ボトルtoボトル』水平リサイクル」に県内自治体で初めて取り組む。市民が排出したボトルを全量サントリーに引き渡し、再生先を「見える化」する。8日、回収機を提供する製造企業を含む5者が協定を締結。市民の協力を得ながら官民連携で、脱炭素社会の実現と循環型社会の構築に貢献していく。
第17回救急技術指導会(奥州金ケ崎消防本部、胆江地域メディカルコントロール協議会主催)が7日、水沢大鐘町の同消防本部で行われた。22(令和4)年から管内の病院では分娩対応ができなくなり、出産は全て管外の医療機関へ搬送しなければならない。搬送時間が長くなっており、状況によっては病院到着前に分娩に至る可能性が高まっている現状を踏まえ、今回初めての周産期救急の訓練を実施した。消防救急課の高橋清人救急係長は「市民に安心していただけるよう、こうした訓練を繰り返し継続していく」と意気込んだ。
市は8日まで、市内4会場で地域計画(人・農地プラン)の地区説明会を開いている。地域農業の中心経営体や将来の在り方などを明確化する「人・農地プラン」に、目標地図を加えた「地域計画」の策定に向け、制度や市の取り組みなどを解説。まずは10年後の地域や農業について話し合い、農地を最大限活用し農業を維持する方策の検討を促した。