岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
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新聞が出来るまで

取材・執筆・出稿
地域情報の最前線を行く記者たち

新聞が出来るまで 新聞の命とも言える「記事」は、記者による取材、執筆、出稿の過程を踏んで生まれます。胆江日日新聞社は行政、まちの話題、課題などの日々のニュースを「報道部」が担当。読者投稿や管外ニュース、コラム、企画連載記事は「文化部」が担当します。  報道部の記者は、行政区域や各種機関ごとに担当が振り分けられています。記者は情報提供だけに頼るのではなく、日々の取材活動の中で「何を伝えるべきか」を考え、それを紙面化にし読者に届けなければいけません。デジタル一眼レフカメラの導入や自動校正機能が備わったパソコンを活用していますが、新鮮で確かな情報を伝える精神は今までと変わりありません。逆に、「地域に愛される紙面づくり」という永遠の課題を考えながら、取材をしていきたいと考えています。

自動校正機能自動校正支援機能とは?
 記者用のパソコンには、原稿打ち込み用の製作ソフトとして、NTTデータ社製の「Press Term」を導入しています。
 このソフトには「校正支援機能」が付いています。
 例えば「記者」「貴社」「帰社」「喜捨」といった同音異義語のチェックを促し、記者ハンドブック(共同通信社)に沿って使用できない用語(親睦→親ぼく)などを指摘します。完全ではありませんが、記者が出稿前に自分の原稿を確認するのに役立ちます。

エリア外取材エリア外取材にも積極的に取り組んでいます(※注)
 かつては、本社の取材対応には設備や体制面での制限があり、どうしても取材エリアが本社より近い場所に限定されていました。全国紙のように規模が大きくない、ローカル新聞社の多くが抱えている問題です。

 しかしながら、近年は交通、通信網の発達や地域外を越えて地元住民の方々が活躍する場面も多くなり、胆江地区内だけでの取材だけでは読者ニーズに応えられない場面もでてきました。さらにインターネットの普及により、「遠いからすぐに新聞に載せられない」というのは過去の話になってしまいました。
 
 胆江日日新聞社では、遠隔地の取材を可能にするモバイル機器(ノートパソコンや携帯電話)を積極的に活用し、胆江地区外で起きた地域に関連する話題についても取り上げるよう努力しております。
 ※…エリア外取材は本紙の編集方針により必要に応じて実施するものです。内容や取材体制によって、全ての要請に対応することはできかねますのでご了承ください

広告製作
ニーズに応じた多彩なデザイン

新聞が出来るまで  取材や記事の執筆が進む一方で、広告づくりも進められます。広告は、記事と同様新聞を構成する大きな要素です。  広告はお客様のニーズに応じてデザインしますが、かつては特殊文字、写真の使用などで希望に十分沿えないこともありました。

 製作部で実際に製作しますが、営業部のパソコンと連携し、日付や文字の変更などにもすぐに対応できるようにしています。カラー校正も可能で、印刷前に仕上がり具合が確認できます。

 また、広告代理店様との連携により、より高度な魅力ある広告を製作することも可能です。

デスク処理から紙面レイアウト
新聞を組み立てる

 記者が書いた原稿は、LAN(構内通信網)を経由して、記事を蓄える「サーバー」に送られます。サーバーにたまった記事は、デスクが呼び出し修正を加えます。デスクは記者経験の長い者が務めます。デスクは最初の読者であり、記事が適切な内容であるか、誤字脱字はないかをチェックします。デスクの目に触れない記事は、紙面化されることはありません。一通り、記事を見たデスクは見出しや割付、使う写真の大きさの「めぼし」をつけた上で、レイアウト作業に入ります。


新聞が出来るまで レイアウト作業では、キヤノンITソリューションズの大型DTPシステム「EdianWing(エディアンウィング)」を使います。デスクとEdian操作担当者がともに見出しや記事を割り付けていきます。さらに、デジタルカメラで撮影された写真やスキャナーで読み込んだ図表やプリント写真を取り込んでいきます。紙に印刷する前の紙面が画面上で確認できる状態になります。

デジカメからの画像取り込みデジカメからの画像取り込み
 各記者がデジタル一眼レフカメラで撮影してきた写真の取り込みも行われます。
 写真画像は、製作部のスタッフがモノクロとカラー利用種別ごとに分類。画質や明るさなどの調整をした上で、紙面データの中に取り込まれます。

校正・出力
最後の仕上げ

新聞が出来るまで Edianによる組作業が終わると、プリンターでサンプル紙面を出し、校正作業をします。  校正が終わった紙面は、編集部門の手を離れ、いよいよ印刷現場へと引き継がれます。Edianから出力された紙面データーは、印刷機にセットされる金属製の原版にそのまま焼付けされます。

 かつては、印刷機の作業に移るまで様々な工程を踏む必要がありましたが、今はパソコンでプリントアウトする感覚で原版への焼付作業が完了します。

印刷
新聞が形になる

新聞が出来るまで 出来上がった原版は1階の印刷工場に運ばれるころ、印刷輪転機は稼動準備に入っています。最大12ページまでの紙面をつくることが可能で、1日の新聞(20000部あまり)は、1時間程度で刷り上ります。
 印刷をしながら、出来上がった紙面をチェックしインクの乗り具合や色の調整などをしていきます。


配送
そして皆様のもとへ

新聞が出来るまで 出来上がった新聞は、販売店ごとに束ねられ、配送されます。販売店では折込広告をはさんだり、配達先別に分類し、自転車やバイク、車で各家庭や事業所、公共施設へ配達します。
 新聞は多くの人間の手を経て作られますが、読者の皆様に愛される紙面づくりのため、これらの作業に携わる社員一同、努力をしていきます。

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