新聞が出来るまで
取材・執筆・出稿
地域情報の最前線を行く記者たち
自動校正支援機能とは?
記者用のパソコンには、原稿打ち込み用の製作ソフトとして、NTTデータ社製の「Press Term」を導入しています。
このソフトには「校正支援機能」が付いています。
例えば「記者」「貴社」「帰社」「喜捨」といった同音異義語のチェックを促し、記者ハンドブック(共同通信社)に沿って使用できない用語(親睦→親ぼく)などを指摘します。完全ではありませんが、記者が出稿前に自分の原稿を確認するのに役立ちます。
エリア外取材にも積極的に取り組んでいます(※注)
かつては、本社の取材対応には設備や体制面での制限があり、どうしても取材エリアが本社より近い場所に限定されていました。全国紙のように規模が大きくない、ローカル新聞社の多くが抱えている問題です。
しかしながら、近年は交通、通信網の発達や地域外を越えて地元住民の方々が活躍する場面も多くなり、胆江地区内だけでの取材だけでは読者ニーズに応えられない場面もでてきました。さらにインターネットの普及により、「遠いからすぐに新聞に載せられない」というのは過去の話になってしまいました。
胆江日日新聞社では、遠隔地の取材を可能にするモバイル機器(ノートパソコンや携帯電話)を積極的に活用し、胆江地区外で起きた地域に関連する話題についても取り上げるよう努力しております。
※…エリア外取材は本紙の編集方針により必要に応じて実施するものです。内容や取材体制によって、全ての要請に対応することはできかねますのでご了承ください
広告製作
ニーズに応じた多彩なデザイン
製作部で実際に製作しますが、営業部のパソコンと連携し、日付や文字の変更などにもすぐに対応できるようにしています。カラー校正も可能で、印刷前に仕上がり具合が確認できます。
また、広告代理店様との連携により、より高度な魅力ある広告を製作することも可能です。
デスク処理から紙面レイアウト
新聞を組み立てる
レイアウト作業では、キヤノンITソリューションズの大型DTPシステム「EdianWing(エディアンウィング)」を使います。デスクとEdian操作担当者がともに見出しや記事を割り付けていきます。さらに、デジタルカメラで撮影された写真やスキャナーで読み込んだ図表やプリント写真を取り込んでいきます。紙に印刷する前の紙面が画面上で確認できる状態になります。
デジカメからの画像取り込み
各記者がデジタル一眼レフカメラで撮影してきた写真の取り込みも行われます。
写真画像は、製作部のスタッフがモノクロとカラー利用種別ごとに分類。画質や明るさなどの調整をした上で、紙面データの中に取り込まれます。
校正・出力
最後の仕上げ
かつては、印刷機の作業に移るまで様々な工程を踏む必要がありましたが、今はパソコンでプリントアウトする感覚で原版への焼付作業が完了します。
印刷
新聞が形になる
印刷をしながら、出来上がった紙面をチェックしインクの乗り具合や色の調整などをしていきます。
配送
そして皆様のもとへ
新聞は多くの人間の手を経て作られますが、読者の皆様に愛される紙面づくりのため、これらの作業に携わる社員一同、努力をしていきます。