岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 野球 長く楽しく 本格始動前に体験会(中学生軟式団体・水沢ベースボールアカデミー)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-02-24 09:43:20 (396 ヒット)

 昨年7月に発足した中学生の軟式野球団体「水沢ベースボールアカデミー(M・BB・A)」は、今年4月に本格始動する。競技人口の減少や部活動の変化などを踏まえ、地域コミュニティーも大切にしながら、子どもたちが長く楽しく野球を続けられる環境をつくろうと活動。23日には小学6年生を対象に体験会を開き、技術指導にも力を入れた。

 少子化やスポーツの多様化などにより、野球をする子どもは減少傾向にある。市内スポーツ少年団は団員数減に伴い本年度、少なくとも2チームが解団。中学、高校ともに合同チームは珍しくなくなった。
 中学校部活動は、教職員の長時間労働改善や生徒の学習・睡眠時間確保を理由に、休養日設定や活動時間の制限などがある。今後は「地域移行」も進む予定で、環境が大きく変わってきている。
 同団体は野球を続けたい子どもたちをサポートしようと昨年、部活引退後の中学3年生に呼びかけて活動してきた。新年度は中学1ー3年生に広げ、本格スタートする。
 旧東水沢中学校体育館で行われた体験会には、小学生18人が参加。守備や打撃練習を行った。US水沢ファイターズの小野寺翔祇君(12)は「同じ学年のみんなとできて楽しい。技術も学べた。中学校では目標に向かって、集中してやっていきたい」と話す。
 同団体の指導者は、社会人チーム・水沢駒形野球倶楽部OBら。アシスタントで同倶楽部前監督の加藤武さん(56)は「胆江地区には社会人チームもあり、ずっと野球ができる環境がある。高校まで続けてもらい、そこから大学や社会人へとつながっていってほしい」と願う。
 部活所属の有無は関係なく団員を募集。「基礎・基本をおろそかにせず、技術を磨き楽しくプレーできる場にしたい。週末に『野球塾』に来る感覚で参加してもらえれば」と呼びかける。
写真=小学6年生が参加した水沢ベースボールアカデミーの体験会


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
新聞掲載写真の販売
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
水沢信用金庫
奥州市観光物産協会バナー
岩手銘醸バナー

胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動