県立水沢農業高校(菅野修一校長、生徒124人)の文化祭「水農祭」は30日、一般公開を行った。クラスや学科単位での模擬店やアトラクション、ステージ発表などが行われ、校内は生徒や保護者、地域住民らでにぎわった。菅野校長は「自分たちで決めたことを協力してしっかりやり切る機会となり、自信や経験を得られる場になったはず」と話す。
市学校給食運営協議会(佐藤浩司委員長、委員15人)は28日夜に開かれた会議で、来年度からの給食費改定案を了承した。小学校が1食当たり23円増の290円で年額5万100円、中学校は1食25円増の337円で年額5万6200円となる。急激な負担増を避けるため、新型コロナウイルス禍の物価高騰による影響分のみ加味した。市教委は保護者の負担軽減策について、新年度予算編成で市長部局と協議・検討するとしている。
市立衣川小学校(小野寺明子校長、児童76人)で28日、「南極クラス」が行われた。南極地域観測隊として現地に長期滞在した小山悟さん(51)=東北ミサワホーム=が経験談を披露。体験学習もあり、児童たちは遠い南極への興味と関心を深めた。
国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)などの研究者らで構成する国際研究チームは、直接観測不可能な巨大ブラックホール(BH)が自転している極めて強い新証拠をつかんだ。日本時間の28日付で英国の科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載された。本研究には、水沢の電波望遠鏡、スーパーコンピューター、そして人材の“3資源”が大きく貢献した。
中秋の名月(9月29日)を前に、金ケ崎要害歴史館でこのほど、お月見の夕べ(町教育委員会主催)が開かれた。地元児童による神楽のほか、筝や尺八などの楽器演奏が多彩に繰り広げられ、秋めく城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)を趣豊かに盛り上げた。