高校生が学校で栽培した米の出来栄えを競う「全国農業高校お米甲子園」で、県立水沢農業高校(畠山一弘校長)農業科学科の作物専攻班3年生3人が出品した「金色の風」が特別優秀賞に輝いた。米作りに傾けた努力が実を結び、生徒たちが達成感と喜びをかみ締めている。
市国民健康保険税(国保税)の見直しと市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画案の市民説明会は19日、衣川保健福祉センターを皮切りに始まった。初日は6人が参加し、どちらにも異論は出なかった。同計画関連では、山間部の在宅高齢者に対しても医療や介護サービスが十分行き届くよう求める意見があった。説明会は23日まで計5会場で開かれる。
前沢地域老人クラブ連合会の有志による大型紙芝居を創る会「若葉会」(高橋ハマ会長、会員7人)が手掛けた第17作「長英の母美也物語」の上演会が17日、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターで開かれた。会員と来場者ら21人が参加。水沢出身の蘭学者で医者の高野長英の母、美也の生涯と前沢との縁を紹介した。
昨年12月中旬からのまとまった降雪で、市内のひめかゆ(胆沢)、越路(江刺)、国見平(衣川)の3スキー場が活況を呈している。週末ともなると家族連れやスキーヤー・スノーボーダーらが次々と訪れ、白銀のゲレンデがにぎわいをみせる。暖冬少雪だった昨シーズンとは一転、リフトの輸送人員は倍に迫る水準。新型コロナウイルス感染防止や安全対策を講じつつ、経営の好転へ好調な入り込み継続に期待をかける。
金ケ崎町観光協会(高杉郁也会長)主催の「おうえんシールラリー」が、同町内で行われている。町内の飲食関連店舗や温泉、文化財施設の計29カ所を対象に2月28日まで実施。参加店舗・施設で配布しているシールを集め台紙に貼って応募すると、枚数に応じた抽選で地場産品の詰め合わせなどがもらえる。前回まではスタンプ形式だったが、新型コロナウイルス感染症を防ぐため、より接触の少ないシールに改めた。感染対策を徹底しながら金ケ崎の食や温泉、歴史の魅力を広めつつ、コロナ禍で経営に打撃を受ける飲食店や温泉施設の集客も後押しする。
同協会は、観光施策を巡り町と連携。ラリー事業は、冬季の誘客と町内観光地の回遊を促そうと、16(平成28)年度から毎年実施している。町民や近隣からの入り込み客に、同町西根の城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)周辺と温泉地を行き来してもらうための手だてとしている。