岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 地域へ感謝し一歩一歩 100キロ清掃奉仕ウオーク 厳しい経験 団結力に(水沢高校野球部員)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-02-25 09:39:36 (436 ヒット)

 県立水沢高校野球部(鈴木碧主将、部員26人)は23ー24日の2日間、高校野球のメイン球場である盛岡市のきたぎんボールパークを出発点に、国道4号を南下する「水高野球部100キロボランティアウオーク」を実施した。部員らは盛岡、花巻、金ケ崎の各市町にある球場を経由し、落ちているごみを拾い上げながら行進。夏に向けて強いチームに成長するべく団結力を高めた。

 地域や社会に対し感謝の心を育てるとともに、達成感や成就感を味わい自信を持ってもらうことで、より強固なチームワークの形成を図る狙い。今回が4回目。夏の大会などで試合が行われるボールパークと花巻市の花巻球場、金ケ崎町の森山球場の3球場に感謝しながらゴールの水沢高校まで約100キロを歩いた。
 初日はボールパークから花巻球場へ。2日目は、花巻球場から森山球場を経由しながら同校を目指した。「水沢高校野球部」と大きく書かれたのぼりを持ちながら歩き続けた部員たち。時折雪がちらつく寒空の下、互いに声をかけ合いながら一歩一歩踏みしめ、感謝の気持ちを込めて道路上のごみを拾い集めていった。
 佐々木明志監督(60)は「部員たちにはボランティアを通じて地域への感謝の心を育んでほしい。ハードな行事だが、仲間同士でコミュニケーションを取り合い結束を固めてくれれば」と願っていた。
 今回初参加の1年千葉哲平さん(16)は「100キロも歩くのは体力的に厳しい。だが他の部員と話す時間はいっぱいあるので、みんなで前向きな声をかけ合ったり、いろんな話をできるのは楽しい」と元気に話していた。
 2年の鈴木碧主将(17)は「大会で使わせてもらう球場やお世話になっている地域のごみ拾いを通じてチーム力を高めていきたい。この経験が試合中の厳しい場面で必ず生きてくると思っている」と意気込んでいた。
写真=100キロの道のりを歩きながら清掃ボランティアに勤しむ水沢高校野球部の部員たち=森山総合運動公園野球場


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