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胆江日日新聞
pickup : コロナ禍乗り越え晴れやかに巣立ち 胆江各高校で卒業式(胆江2市町)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-03-02 09:43:08 (382 ヒット)

 胆江2市町の高校で1日、卒業式が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響で学校生活が思うようにいかない苦労を乗り越え、卒業生は晴れやかな表情でそれぞれの道へ旅立った。
 同日は県立の全日制7校をはじめ、杜陵・奥州校の定時制と通信制、私立の水沢第一が卒業式を実施。高等部がある県立明峰支援学校は14日に小学部、中学部と一緒に挙行する。

 このうち県立水沢商業(大石恭平校長、生徒268人)では、商業、会計ビジネス、情報システムの3科66人に卒業証書が授与された。
 式辞で大石校長は、高校ビジネス計算競技大会の15年連続全国大会出場、夏の高校野球県大会で強豪・花巻東を延長戦まで追い込んだ硬式野球部の活躍を振り返りながら「明朗で清らかな心を持つ皆さんは、校訓の『明浄直』を実践してきた。実社会は成功より失敗のほうが多いと思うが、恐れず努力する人生を送ってほしい」とエール。今野さくらさん(2年)も「皆さんの前途が希望に満ちあふれるものになってほしい」と在校生を代表して門出を祝福した。
 卒業生代表の菅原陽菜さんは答辞で、仲間の顔すら分からないマスク着用の生活、手指消毒や昼食時の黙食などコロナ禍対応を常に求められ、全校で集まることもなかった入学当初を回想し、「当たり前を忘れそうになった。私たちの高校生活3年間は今しかない。どうにかして楽しくしたいと思い続けた」と語った。「4年前の中学3年の修学旅行は、関東方面へ出かけることができなかっただけに、(関西方面を訪れた)高校での修学旅行はとてもうれしく、3泊4日の思い出は一生の宝物となった。この先多くの苦難が待ち構えていると思うが、それを打ち破る力を私たちは持っている。在校生の皆さんも自分を信じて挑戦してほしい」と呼びかけた。
写真=大石恭平校長(右)から卒業証書を受け取る3年生=水沢商業高校


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