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pickup : 待ち望んだ「15の春」 合格発表、各校一斉に(県立高入試)
24(令和6)年度県立高校一般入試の合格発表が14日、県内各校で一斉に行われた。時折強い雨が降る空模様の下、「15の春」に歓喜する受験生たちの笑顔が広がった。
江刺岩谷堂の県立岩谷堂高校(山影稔男校長)では、発表時刻前から受験生とその親ら約20人が集まった。午後3時、掲示板に合格者の受験番号が張り出されると、自身の番号を見つけた受験生たちは歓声を上げながら喜びを爆発させた。
総合学科に合格した江刺第一中学校の及川史温さん(15)は「受かって、すごく安心した」とほっとした様子。「勉強はもちろん、部活動は卓球部に入って1年生からレギュラーを狙いたい。思い出に残るような高校生活を送りたい」と決意を新たにしていた。
県教育委員会によると、県内全日制61校の募集定員は8680人。一般入試には推薦合格者らを除いた実質定員7862人に対し6210人が挑み、5935人が合格した。定員充足率は77・8%(前年度比0・8ポイント減)。
胆江地区7校13学科の合格者は、推薦合格者を含む募集定員840人に対し627人だった。定時制の杜陵高校奥州校では昼間部12人、夜間部1人が合格した。
写真=自身の受験番号を指さして記念撮影する受験生=県立岩谷堂高校