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pickup : 映画「陰陽師0」 迫力の映像ファン満喫 市ロケ誘致×えさし藤原の郷開園 30周年記念し試写会(ささらホール)
映画「陰陽師0」(4月19日公開)の特別試写会と原作者、映画監督によるトークセッションが14日夜、江刺岩谷堂の江刺体育文化会館(ささらホール)で開かれた。市ロケ誘致30周年と歴史公園えさし藤原の郷開園30周年を記念し企画。県内外から抽選で選ばれたファンが来場。観客は美麗な映像と大迫力の演出を劇場公開に先駆けて楽しんだ。
「陰陽師0」は、陰陽師・安倍晴明と貴族・源博雅が怪奇事件を解決していく小説家・夢枕獏さんの人気シリーズ「陰陽師」のオリジナルストーリー。映画化に際し、陰陽師や呪術に造詣が深い水沢出身の映画監督・佐藤嗣麻子さんが脚本を手がけた。劇中では同歴史公園がロケ地として使われている。
映画は平安時代、若き日の晴明を描いた物語。博雅が陰陽師の学校の学生であり呪術の天才として名を知られた晴明の元を訪ね、怪奇現象の解決を依頼する。衝突し合いながらも二人で調べを進めるうちに、ある学生の変死をきっかけに平安京をものみこむ大事件に巻き込まれていくストーリーだ。
試写会は、511通の応募の中から選ばれた100組200人が来場。上映終了後、夢枕さんと佐藤監督のトークセッションが行われ、岩手の魅力や作品のこだわりなどを紹介した。試写会に足を運んだ江刺岩谷堂の佐藤松男さん(77)は「原作小説が好きで見に来た。平安時代の世界観や宗教的な部分を楽しめた」と満足げに話していた。
写真=原作者と監督によるトークセッション