水沢出身の大谷翔平選手が所属する米大リーグ・ドジャースの開幕戦が２０日夜、韓国ソウルで行われた。水沢佐倉河の市文化会館（Ｚホール）ではパブリックビューイング（ＰＶ）が開催され、市民ら約２５０人が海の向こうで躍動する大谷選手へ熱い声援を送った。

　ＰＶは市とＮＨＫ盛岡放送局が主催。日本ハム時代のチームメートでＮＨＫ野球解説者の田中賢介さんがＰＶ会場にゲスト出演した。試合開始１時間ほど前から開演し、田中さんは「オープン戦の様子や仕上がった体を見て、今季はさらにすごい、想像を超える活躍をしてくれるのではないかと期待している」などと話した。
　市立水沢小３年の鳥海遼真君（９）は、昨年ＷＢＣで活躍する姿に憧れ、大谷選手も在籍した水沢リトルリーグに夏から所属。「（投手としても復帰して）２桁勝利、２桁本塁打を達成してほしい！」と話し、バルーンをたたいて応援した。
　倉成淳市長も駆け付け、「移籍、結婚と一層注目度が高まっている。市としても輝かしい未来へ歩んでくれること、さらに活躍してくれることを願っている。本当に大切な初戦。この場所から熱い声援を届けましょう」と来場者へ呼びかけた。
写真＝ＰＶでバルーンや手作りのグッズを使って大谷翔平選手を応援する市民ら