岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 魅力再認識 探る可能性 衣川で地域づくりフォーラム 協力隊員招き 未来を語らう(市民交流サロン)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-03-24 09:35:12 (293 ヒット)

 市と衣川地域会議(高橋厚会長)主催の「衣川地域づくりフォーラム この地域の未来を語り合いませんか」は23日、衣川古戸の市役所衣川総合支所・市民交流サロンで開かれた。5回目となる今回は、昨年7月から衣川を拠点とする市地域おこし協力隊員が活動内容や今後の展望、衣川について感じていることなどを発表。地域住民ら約40人が衣川の魅力を再認識し、未来に向けて地域の可能性を探った。

 地域内外の取り組みや衣川に関する分析などを基に、地域全体の将来を考える機会にしようと22(令和4)年11月から開催。ゲストを毎回招き、観光や医療などをテーマに地域の在り方を考えている。
 高橋会長は「地域外の人がもたらしてくれる新たな視点や考え方は、これからの地域を考える上で非常に重要」と指摘。「これまでのフォーラムを通してさまざまな視点から地域を見つめ直してきた。不平不満を漏らすばかりでなく、皆で前を向いて一歩ずつ良い地域を目指し進むことが重要だと考えさせられている」と話した。
 今回のゲストは、同協力隊の干場詩風音さん(26)=名古屋市出身=と大塚嘉恵さん(48)=千葉市出身。いずれも就任前に衣川地域と縁を持ち、豊かな自然や住民の心の温かさに触れて衣川の力になろうと決意したという。
 2人は、活動内容などをそれぞれ報告。衣川産食材を使った商品開発に取り組む干場さんは「初年度は衣川を知り、衣川の人に知ってもらう時間だった。2年目はより活発なチャレンジで地域と関わり、方向性を見極めていきたい」と語り、今後は衣川でマルシェやワークショップなどを行うとした。
 大塚さんは、自然と田舎暮らしの良さを伝えようと、北股、南股両地区センターを拠点にキャンプイベントを企画。初年度は2回行い、市内外の賛同者とのつながりを強めた。新年度は春から初冬にかけて計7回の開催を予定しており、「防災の観点も取り入れながら、体験型の商品開発まで検討していきたい」と話した。
 市と衣川地域会議は、新年度も同フォーラムを開く方針。グランドオープンを控えた「奥州・平泉温泉旅館ITSUMU(衣紡)」(旧国民宿舎サンホテル衣川荘)から代表者をゲストに迎えることも検討しているという。
写真=衣川地域づくりフォーラムで活動内容を報告する干場詩風音さん(左)と大塚嘉恵さん


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