岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 寄り添い社会参加後押し ひきこもり支援 水沢に「居場所」開設(市)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-04-03 09:40:57 (427 ヒット)

 市は本年度、ひきこもり状態にある人に居場所を提供し、相談支援を行いながら社会参加をサポートする事業を開始した。業務は労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団(本部東京都豊島区、平本哲男代表理事)へ委託。水沢西町地内に新たな居場所「ワラタネスクエア奥州」を設置し、2日に現地で開所式を行った。

 「ワラタネー」はユニバース南側の住宅地の一軒家を借り、毎週火・木・土曜日の午後1時から同5時まで開設する。年齢や居住地を問わずひきこもり状態の人や家族、支援者らが利用できる。
 運営を担うのは、北上市で「ワラタネスクエア」を開いている同事業団北上笑いのたね事業所(後藤誠子所長)。不登校やひきこもり、ニートなど生きづらさを抱える人が気軽に立ち寄り、自由にリラックスして過ごせる場所にしていく。常時2人のスタッフが対応し、相談に応じるほか当事者会・家族会、住民向け講演会なども実施する。
 開所式には約20人が出席した。倉成淳市長は「ひきこもり当事者や家族が、より身近な所で支援を受けられる環境づくりが求められている。当事者同士、家族同士が出会い、社会参加の第一歩を踏み出す居場所となることを願う」。同事業団の佐々木洋志常務理事は「気軽に集まってもらいながら、その人らしい生き方や暮らし方を考える拠点の一つになれば。皆さんの協力も得て、大事に育てていきたい」とあいさつした。
 後藤所長は「あなたはあなたのままでいいと伝えたい。地域の人にも来てもらい一緒になって、誰もが楽しく暮らしていける居場所をつくりたい」と意気込んだ。
 ワラタネスクエア奥州は水沢西町2の23。駐車スペースがある。利用無料、事前申し込み不要。問い合わせは同奥州(電話34・2533、電子メールoshu-waratane@roukyou.gr.jp)。
写真=市ひきこもりサポート事業「ワラタネスクエア奥州」の開所式


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