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pickup : 駿馬疾走 期待乗せ 60周年の岩手競馬 水沢で新シーズン開幕
24(令和6)年度シーズンの岩手競馬は7日、水沢姉体町の水沢競馬場で開幕した。県競馬組合設立60周年の今季はキャッチコピーに「レースの数だけ、ドラマがある。ドラウマチック」を掲げ、来年3月末まで熱戦を繰り広げる。青空の下で開幕セレモニーや各種イベントも行われ、競馬ファンや家族連れらでにぎわった。
セレモニーには、県競馬組合管理者の達増拓也知事や副管理者の倉成淳市長、騎手らが出席。達増知事は「岩手競馬関係者が心を一つにし、安心して楽しめる競馬場、魅力ある競馬をつくっていく」と開幕を宣言した。
県調騎会騎手部会長の山本聡哉騎手が「記録と記憶に残る名レースをファンの皆さまに見せられるよう全身全霊で騎乗する」と宣誓。達増知事が、激励の思いを込めてステッキを山本騎手に贈呈した。
初日は来場者への先着プレゼントのほか、「祝い餅つき振舞い隊」によるパフォーマンスなどのイベントを実施。キッチンカーや屋台のグルメ広場も設けられた。胆沢小山の団体職員高橋諒さん(37)は、家族5人で開幕イベントを楽しみ、「岩手競馬が盛り上がるような、多くの人が足を運びたくなる白熱したレースが行われていくことを期待したい」と笑顔を見せた。
今シーズンは通常開催と特別開催を合わせ22開催、130日間行われる予定。
写真=2024シーズンがスタートした岩手競馬=水沢競馬場