岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 統一デザインで魅力発信 ガラス戸ラッピングやフロアサイン 南岩手交流プラザ 玄関口リニューアルへ(水沢江刺駅構内)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-04-11 09:38:32 (287 ヒット)

 水沢羽田町のJR水沢江刺駅構内・南岩手交流プラザの本格リニューアルを予定している市は、同プラザ正面左側ガラス戸にウインドウサイン(装飾)を施した。市地域おこし協力隊の相田ちひろさん(48)の提案を受けながら、市内の名所や祭り、特産品の絵で全面をラッピング。駅構内に新たなフロアサインも配し、統一感あるデザインで県内外の駅利用客らに市の魅力を伝えている。

 市は同プラザを「市玄関口の情報ターミナル」と位置付け本年度、本格リニューアルに着手する。昨年度はガラス戸のウインドウサイン、照明のLED化などを行った。
 実施に当たっては、店舗内装空間デザイン会社などに勤めた経験がある相田さんに依頼。幅約3メートル、高さ約2・8メートルのガラス戸全面をラッピングするため、意見を交わしながらデザインや配置を決めた。
 相田さんは写真を基に歴史公園えさし藤原の郷や日高火防祭、国立天文台水沢?LBI観測所、胆沢ダム、南部鉄器、岩谷堂箪笥などの絵を鉛筆画風に仕上げた。奥州市のインスタグラムのハッシュタグを表記。それぞれの名所や伝統工芸品を紹介する市ホームページにつながるQRコードも入れ、情報発信している。
 新たなフロアサインも、相田さんのアイデアを取り入れた。南部鉄瓶のあられ模様をイメージしたデザインで、同プラザ内の市観光案内所へ誘導している。
 「今の南岩手交流プラザは、展示それぞれが主張している印象。駅に降り立った人の目を引こうとモノクロの単色にし、市の魅力が伝わりやすいよう統一感のある空間にした方が良いと考えた」と相田さん。「これからプラザが、さまざまな市の特産品などをPRできる場になっていったらいい。外から来た人、ここに住んでいる人同士が交流できる場所にもなれば」と期待する。
 市は本年度、プラザ内の展示品を含めて全体的なリニューアルを検討。タッチパネル式のデジタル観光コンシェルジュも導入し、年度内のフルオープンを目指している。
写真=相田ちひろさん(左)が提案しラッピングされた南岩手交流プラザ正面左側のガラス戸


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