岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 晴れやか 春祭典 演舞に演奏 活気呼ぶ(奥州前沢春まつり)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-04-22 09:42:27 (282 ヒット)

 奥州前沢春まつり(前沢まつり実行委員会主催)は、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターと周辺の市道で行われた。本年度奥州前沢42歳厄年連「亥風輝(いぶき)」(伊藤真会長)、同25歳厄年連「龍翠蓮(りゅうすいれん)」(小野寺晋会長)をはじめ、前沢地域のよさこいチームや幼児連など17団体・総勢約800人が演舞や演奏を披露。沿道やステージ前に多くの見物客が集まった。

 コロナ禍の影響で3年間の中止をはさみ、昨年に再開。飲食などの出店は想定を上回る44店舗が並び、会場内は大勢の来場者で終日にぎわっていた。
 開会行事で菅原繁夫実行委員長は「たくさんの来場者を迎えられ、本当にありがたい。皆さんにとって素晴らしい一日となることを心から願っている」とあいさつ。式後、ステージ会場で前沢中学校応援団がオープニングを飾った。
 前沢中央線と役場通り線の2市道をパレード会場に設定。役場通り線の会場を南北に分割し、計3カ所で演舞が披露された。昨年秋に結成された新たな地元よさこいチーム「剛雅燕(こうがえん)」もお披露目され、沿道から拍手や声援が送られた。
 同級生2人と共に会場を訪れた前沢中2年の佐々木楽さん(13)は「こんなに楽しいまつりが地元にあって、とてもうれしい」と喜んでいた。
写真=前沢春まつりのパレード会場で演舞を披露する前沢42歳厄年連「亥風輝」

金ケ崎火防祭
稚児行列 安寧祈り

 金ケ崎火防祭(火防祭祭典委員会主催)は、金ケ崎神社(菅原政憲宮司)や金ケ崎町内中心部で繰り広げられた。コロナ禍の影響で中止が続いていた稚児行列が5年ぶりに再開。隔年運行のため囃子屋台の巡行は行われなかったが、みやびやかな衣装の子どもたちや祭典関係者らが町内を練り歩き、地域の防火と安寧を祈願した。
 1899(明治32)年2月の大火を教訓とし、1928(昭和3)年から始まった同町の火防祭。祭典当日は爽やかな晴天に恵まれ、恒例の神輿渡御も行われた。稚児行列には、町内の幼保施設に通う園児や小学生ら15人が加わった。
 同神社で火防や無病息災などを祈願。その後、神社総代や稚児、祭典関係者らが隊列を組んで城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)やJR金ケ崎駅、一の台集会所など街地区一帯を練り歩いた。お囃子が聞こえてくると、地域住民が軒先に顔を出し、権現様に頭をかんでもらい無病息災に祈りを込めた。
 栄町自治会の木村恵也会長(72)は「強い風が心配だったが、すっきりとした晴天に恵まれた。火災に気を付けながら、穏やかな1年を過ごすことができれば」と願っていた。
写真=金ケ崎火防祭で5年ぶりに再開した稚児行列


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
新聞掲載写真の販売
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
水沢信用金庫
奥州市観光物産協会バナー
岩手銘醸バナー

胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動