岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : カヌー艇庫 お目見え 水沢信金などの寄付金活用 胆沢の競技場と馬留広場に(奥州いさわカヌー競技場)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-05-08 09:40:16 (223 ヒット)

 奥州いさわカヌー競技場=胆沢若柳=にカヌー艇庫がお目見えした。水沢信用金庫(及川和男理事長)の地域貢献事業としての寄付金と、信金中央金庫による企業版ふるさと納税制度の寄付金を活用して奥州市が整備。艇庫の供用開始を記念し同競技場で7日、関係者が出席してセレモニー(市、カヌージャパンカップ市実行委員会主催)が行われた。

 カヌー艇庫は、完全オーダーメードのトレーラーハウス型の2台。JOC認定競技別強化センターの同競技場と、馬留広場にそれぞれ設置した。総事業費1086万8000円。
 同競技場の艇庫は全長10メートル。今後はカヌーを収納するラックを製作し、内部をカーテンで仕切り、更衣室として利用できる。積雪対策として屋根に勾配を付け、断熱材を設置して快適に利用できるようにした。内部に換気扇やLED照明を設け、ポータブル電源で使用できる。同広場には、同様の設備の全長6?の艇庫を配置した。4月下旬ー11月中旬に設置し、緊急時や冬季は奥州湖交流館敷地内へ移動して保管する。
 セレモニーには倉成淳市長や及川理事長、胆沢ダム管理支所の小田桐匠支所長、奥州カヌー愛好会の石川善一会長、奥州カヌーJrクラブの藤野浩太部長、いわて流域ネットワーキングの内田尚宏代表理事ら関係者が出席した。
 倉成市長は寄付金に感謝した上で、「競技選手の利便性向上のための機能強化を行うほか、ウオータースポーツを楽しめる場としていく。奥州湖周辺エリアをPRし、交流人口を増やしていきたい」とあいさつ。及川理事長は「地域発展のために奥州市といろいろな面で連携しており、今回の寄付金を有意義に活用していただき喜びを感じている。子どもたちが将来のオリンピックを夢にできるのも素晴らしいこと。今後も継続的に支援していきたい」と述べた。
 利用者を代表し、藤野部長は「このように立派なものをたくさんの人たちに使っていただけるよう、競技場の発展と競技の普及に力を注ぐ。クラブでは今後が楽しみな子どもたちが増えてきた。皆さんの応援を力にして頑張っていきたい」と力を込めた。
写真=カヌー艇庫の前でテープカットを行う出席者ら


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