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pickup : 校史150年アピール 市立水沢小で大運動会
胆江地区では前週と同様、27日も多くの小学校で運動会が繰り広げられた。今年、創立150周年の市立水沢小学校(佐藤利康校長、児童599人)では、校史の節目を感じる工夫を凝らした内容で開かれた。
1873(明治6)年1月15日、前年に発布された学制に基づく日本初の小学校として、東京師範学校付属小学校(現・筑波大学付属小学校)が開校したのを機に、全国に続々と小学校が誕生。このため、今年が創立150周年という学校は多いという。
現在、市役所本庁や奥州地区合同庁舎が建っている位置にあった水沢小。この日の運動会では、旧校舎のシンボルで市役所前に健在の姥杉にちなんだ「うば杉太鼓」で幕開け。前夜からの雨もすっかりやみ、晴天の下で児童たちが徒競走や団体競技などに臨んだ。
150周年をアピールするため、応援の掛け声や表現演技で披露する人文字などに「150」の言葉やイメージを取り入れた。
11月には記念式典も予定しており、児童たちが行う水沢3偉人に関する研究発表なども計画している。佐藤校長は、懸命に走る児童たちに声援を送りながら「学校の長い歴史を誇りとしながら、先人たちに負けず努力し、思いやりのある人間に育ってほしい」と話していた。
写真=水沢小の創立150周年大運動会。「水小ダービー」に使う馬の模型には「150さい」の文字も