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胆江日日新聞
pickup : 郷土の魅力 地域資源は 衣川中で出前授業 「観光・誘客」から探る(地域再生プロジェクト)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-06-03 09:37:55 (383 ヒット)

 市立衣川中学校(八重畑亘校長、生徒75人)は2日、2年生28人を対象に出前授業「地域資源の発見と観光ルートづくり」を実施した。1年次から3カ年計画で「地域再生プロジェクト」に取り組む生徒たちが地域資源を見直し、観光・誘客の観点から衣川の魅力を考えた。

 同プロジェクト推進の参考にしてもらうとともに、将来の職業選択などへ向けた学びの機会にもしようと、公益財団法人東北活性化研究センターが提供する出前授業「TOHOKUわくわくスクール」を活用。地域資源を生かした観光ツアー企画などを手がける(株)たびむすび(本社仙台市)から稲葉雅子さんを講師に招いた。
 2年生は昨年度、衣川地域内三つの公園や史跡を対象とした同プロジェクトを始動。地域資源を再生させるため、現状調査や清掃活動に力を注いできた。
 2年次は、三つの施設の具体的な再生計画を立案する予定。地域住民に愛されながら、衣川地域の観光活性化にも生かせないかと生徒たちがアイデアを絞っている。
 出前授業で稲葉さんは「観光は多様な業種を巻き込んで成り立っており、地域の活性化を考える上で非常に重要なもの」と強調。生徒たちの取り組み状況を踏まえ「施設の再生を人を呼び込むことにつなげ、地域に経済的な効果をもたらせる可能性も考えてみてほしい」と提案した。
 生徒たちは、衣川の魅力をあらためて考えるグループワークにも挑戦。思いついた魅力を次々に付箋紙へ書き留めていった佐藤海咲さん(13)は「自然や施設のほか、衣川は歴史的な活動が盛んだと感じる。私たちが歴史に関するガイドをするのも面白いかも」と思案。「高齢者が多いこの地域では、自分たち若い世代が元気に発信していくことが非常に大切だと思う」と話し、真剣な表情で考えを巡らせていた。
写真=衣川の魅力について考え、観光資源としての可能性に思いを巡らせた出前授業


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