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pickup : コロナ禍 途絶えた交流復活 金ケ崎の健康づくり有志 食事楽しみ近況報告
金ケ崎町西根堂ノ前の畠山寿幸さん(83)宅で19日、食事や運動で健康づくりに励む仲間たちが集い約3年ぶりの食事会が開かれた。久しぶりに顔を合わせた仲間たちは近況報告に花を咲かせ、新型コロナウイルス禍で途絶えていた交流を復活させた。
町内の有志が定期的に集い、健康運動や芋の子会などを楽しみながら絆を強めてきた。新型コロナの影響で見合わせてきたが、感染症法上の位置付けが5類に移行したこともあり、畠山さんの妻勝栄さん(80)の声かけで集まることにした。
畠山さん方の田植えが一段落した「馬鍬洗(まんがら)い」の時期に合わせて実施。農作業の慰労や庭の花の観賞も兼ね、16人が畠山さん宅に集合した。
テーブルには、有志が腕をふるった煮物や豚汁、赤飯などが並んだ。参加者たちは、おいしい料理を味わいながら自らの近況を報告するなどして、コロナ前と変わらずに久しぶりの親交を楽しんだ。
会場には、寿幸さんが撮影し、1988(昭和63)年に町内を襲った大水害の被災や復旧の状況、旧町役場の建物、地域住民の営みの写真も並び、訪れた人が懐かしそうに眺めていた。
「コロナも落ち着き、楽しい集まりの場が持てたのは良いこと」と寿幸さん。勝栄さんは「今まで田植えが忙しく疲れていたけれど、仲間からパワーをもらい、また農作業を頑張れる」と喜んでいた。
写真=仲間たちと旧交を温める畠山寿幸さん勝栄さん夫妻(中央)