米大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手＝水沢出身＝のサインボールなど関連グッズを集めた企画展が２３日、胆沢文化創造センターを会場に始まった。３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で優勝しＭＶＰに輝いた日本代表「侍ジャパン」関連もあり、来館者の注目を集めている。観覧無料で７月２日まで（午前９時ー午後７時、月曜休館）。

　市、大谷翔平選手ふるさと応援団（会長・倉成淳市長）が主催。大谷選手関連グッズや、エンゼルス入団発表からこれまでの活躍を伝える新聞紙面のパネルなど約５０点を展示している。
　グッズは、ア・リーグ新人王やＭＶＰ、ＷＢＣのサインボール、大谷選手ら侍ジャパンメンバーのサイン入りチャンピオンズキャップ、フィギュアなどさまざま。美容室Ｓｅｅｍｓ＝水沢袋町＝のオーナーで、１０年近く前から私設ファンクラブを運営する菅野広宣さん（６２）の所蔵品を借用し展示している。同センターで７月９日に開催する特別文化講演会（ＮＰО法人胆沢文化会館自主事業協会主催）の講師に迎える栗山英樹さん（侍ジャパン前監督）のサイン入りグラブもある。
　ほかにも、市民から借り受けたエンゼルス「兜セレブレーション」で使用する兜の同モデル品、大谷選手モデルやサイン入りの「水沢ダウン」、握手像など盛りだくさんの展示内容だ。
　投打の躍動、雄姿がファンを喜ばせる大谷選手。７月に開催される米大リーグ・オールスターゲームのファン投票で最多得票となり、３年連続スタメン出場のニュースもあった。同センターの岩渕栄子館長（６０）は「大谷選手の活躍を振り返るとともに、これからも応援していくために多くの皆さんに見ていただけたら。何度でも会場に足を運んでいただきたい」と呼びかける。
　同センターで展示後の７月４日ー８月２０日にはＪＲ水沢江刺駅構内の南岩手交流プラザに会場を移し、お盆の帰省客らにも見てもらう。
写真＝胆沢文化創造センターで開催されている「大谷翔平選手企画展」