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胆江日日新聞
pickup : 生活環境守る役割理解 基幹的設備改良工事後 初の一般公開(胆江地区衛生センターごみ焼却施設)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-03 09:39:29 (380 ヒット)

 奥州金ケ崎行政事務組合(管理者・倉成淳市長)は2日、水沢佐倉河字仙人の胆江地区衛生センターで見学会を開き、基幹的設備改良工事後のごみ焼却施設を初めて一般公開した。市民ら約40人が参加し、生活環境を守る処理施設の役割に理解を深めた。

 同センターごみ焼却施設の基幹的設備改良工事は、21(令和3)年3月に完工。老朽化した機器の更新や高効率機器の導入などを17(平成29)年度から4年間で行った。
 焼却能力は1日240トン。今後15年間にわたり安全・安定的なごみ処理の継続が可能となり、自家発電設備を新設したことで災害への対応力も高めている。総事業費は約80億円。
 既設の焼却炉にボイラー設備や発電設備を新たに設けた今回の基幹的設備改良工事は国内で初めてという。
 同組合は改良工事後、施設をお披露目する見学会の開催を計画したが、新型コロナウイルスの影響で見合わせていた。
 同日の見学会では、職員が施設の仕組みや改良工事の概要などについて説明。その後、参加者が職員の案内でごみ焼却施設や粗大ごみ、し尿の各処理施設を見て回った。
 参加した水沢真城字中道の歯科助手千田理歩さん(27)は「リサイクルや家庭ごみの減量化にこれからも取り組みたい」と熱心に見学。地元の仙人地区環境対策協議会の菊地正悦会長(67)は「生活環境を良くするために、なくてはならない施設。今後も多くの皆さんに見学会に参加してもらえたら」と一層の理解の深まりに期待した。
写真=焼却熱で発生させた蒸気を利用するタービン発電機を見学する市民ら


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