岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 元気と涼 今年もお届け 七夕飾りや暑中見舞い 要望応え改善し充実 衣川中生、思い住民へ
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-06 09:37:04 (349 ヒット)

 市立衣川中学校(八重畑亘校長、生徒75人)の、高齢者世帯に向けた暑中見舞いはがきの制作活動が3年目を迎えた。今回は地域住民に季節行事の楽しさをより味わってもらおうと、衣川地域の施設内に飾る七夕飾りを手作り。暑中見舞いはがきは過去2年間の活動で寄せられた要望に応える形でバージョンアップし、元気と涼を届ける活動が一層の充実を見せている。はがきと飾りは5日、生徒たちの手元を離れ、各施設や世帯へ届けられる。

 同校のボランティア活動の一環で、SDGs(持続可能な開発目標)の目標11「住み続けられるまちづくりを」を意識した。はがきは75枚用意。飾りは、大小2種類約20個を仕上げた。
 恒例のはがきには、かき氷やひまわり、花火、祭りの風景など夏を感じるイラストを手描き。美術科の授業や休み時間などを活用して取り組み、メッセージも添えた。
 対象世帯などからの「書いた子の顔が浮かぶ工夫があるとうれしい」という要望に応え、居住地区別に担当を振り分け。同じ地区に住む子どもから届くようにすることで、生徒の思いをより身近に感じられるようにした。名前には振り仮名を付け、確実に伝わるようにという配慮も加えた。
 飾りは折り紙で作製。パーツの花を生徒一人一人が手がけ、それらを組み合わせることで完成させた。華やかな飾りで明るい気持ちになりながら、季節を楽しく感じ取ってほしいと願いを込めた。
 生徒会長で3年の登藤萌花さん(14)は「贈り物として丁寧に仕上げようと気を付けた。季節を感じる行事は私自身も好きで楽しく取り組めた。見てくれる人にもその明るい気持ちが伝わってくれたら」、生徒会ボランティア担当の鈴木いるくさん(15)は「見守ってくれている高齢の皆さんに?地域の孫?として感謝や楽しさを込めた。はがきや飾りが、それらを伝える機会になってほしい」と話していた。
 はがきは民生児童委員の協力で各世帯へ配られ、飾りは地区センターをはじめ地域内の各種施設に飾られる予定。代表生徒が5日、市社会福祉協議会衣川支部や市立幼保連携型認定こども園あゆみ園など学校周辺施設に届けた。
写真=思いを込めて手作りしたはがきと飾りを手にする衣川中の生徒


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