岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 外国人来訪 教育分野でも再開 コロナ「5類」移行、4年ぶり 学生ら18人 市内滞在(早大サマープログラム)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-08 09:45:09 (384 ヒット)

 新型コロナウイルスの「5類」移行を受け、日本を訪れる外国人が増えている中、観光だけでなく教育目的の来日も再開の流れにある。市内には今週末、各国から訪れた短期留学の大学生や高校生、引率教員ら約30人が滞在。一般家庭に寝泊まりするホームステイを体験しながら、日本文化に触れている。

 7日に市内を訪れたのは、早稲田大学のサマープログラムに参加した学生のうち、文化人類学や宗教学に興味がある国内外の大学生18人。同大学のジョン・トラペーガン教授と大学職員が引率した。
 トラペーガン教授は、米テキサス大オースティン校の教授も兼任。水沢地域の歴史を半世紀以上研究し続けている米ピッツバーグ大学のキース・ブラウン名誉教授の教え子で、妻は金ケ崎町出身という。
 市国際交流協会(佐藤剛会長)も協力し、数年にわたって同プログラム参加学生の市内受け入れを行っているが、新型コロナの影響で20(令和2)年から3年間中止。4年ぶりの実施となった。
 今回、市を訪れた学生は米国、中国、台湾、韓国、シンガポール、香港、イギリス、留学経験のある日本人などさまざま。一行を市役所本庁4階応接室で迎えた倉成淳市長は、「奥州での時間を楽しんでほしい」と英語でスピーチした。
 香港から参加した温子煕(ウンツーシー)さん(20)は「若者たちは大都市に移住していると思うが、どのような形で解決すべきか」と鋭い質問をぶつけた。倉成市長は「住み続けたいと思うまちにしなければいけない。医療、教育、公共交通などの分野に特に力を入れている」と答えた。
 市長表敬後はホストファミリーと対面。日本の一般家庭の暮らしに期待を膨らませていた。8日はホストファミリーと過ごし、9日に中尊寺や胆沢城跡の鎮守府八幡宮を見学。日本の地方における宗教の歴史、人々の生活との関係について理解を深める。
写真=倉成淳市長を表敬訪問した早稲田大学サマープログラム参加の留学生ら


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