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胆江日日新聞
pickup : 夏の高校野球岩手大会2日目 胆江勢2校 初戦突破 水沢が劇的サヨナラ(花巻球場)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-09 09:37:33 (521 ヒット)

 第105回全国高校野球選手権岩手大会2日目は8日、盛岡市のきたぎんボールパークと花巻球場で1回戦6試合を行い、胆江勢は、水沢が釜石に6ー5のサヨナラ勝ちを収め、水沢商は花巻農を9ー2(七回コールド)で下し、それぞれ2回戦に駒を進めた。大会3日目の9日は、1回戦6試合を予定。花巻球場の第1試合で紫江連合(金ケ崎・岩谷堂・前沢・紫波総合)が高田と戦う。

 1回戦「水沢─釜石」は、釜石の主戦・阿部煌大投手(3年)の前に打線が苦しんだ水沢が、最終回に主砲・佐々木洸聖選手(同)が持ち前の勝負強さでチームの期待に応え、初戦を劇的なサヨナラ勝ちで突破した。
 初回に先制点を挙げた水沢だが、その後は阿部投手のコースをついた投球と決め球のチェンジアップの前に打者一巡連続で打ち取られるなど苦戦。七回、3番千葉陽都選手(同)の適時打などで2点を返し、反撃ののろしを上げる。
 最終九回、2人が三振に倒れ追い詰められた水沢だったが、選手たちの目に諦めの色はなかった。死球で得た走者を2番藤澤朔選手(同)が中堅手越えの二塁適時打ですぐさま帰還させると、続く3番千葉選手が四球を選びサヨナラの走者に。チーム屈指の勝負強さを持つ4番佐々木選手へ打席が回る。
 「大振りが続いていたので、つなげてくれた仲間たちのためにもチームバッティングをという意識だった」。ストレートを捉えた佐々木選手の当たりは外野へ抜け、素早いスタートを切った走者2人が生還。サヨナラでの大逆転勝利を決めた。
 佐々木明志監督は「事前情報の通り相手投手の仕上がりがよく、苦しめられた。最後は土壇場でいつも活躍してくれる佐々木に絶対回そうとチームが一つになっていた。選手たちの諦めない強さが発揮された」。捕手としてチームを支えた松本貫太主将(同)は「追い込まれて決め球にやられることが多かった。甘い球を逃さず、初球から攻めていく姿勢がこれから重要になると思う」と次戦を見つめた。
 【花巻球場】
 ▽1回戦
釜 石
000120200 5
100000203×6
水 沢
(釜)阿部煌─千葉栄
(水)小野寺・藤澤─松本
▽三塁打 阿部幹(釜)
▽二塁打 千葉栄(釜)藤澤(水)
写真=劇的なサヨナラ勝利で歓喜に沸く水沢ナイン


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