本年度特別国民体育大会東北ブロック大会兼東北総合体育大会カヌー競技と、県民体育大会カヌー競技兼みちのくひめかゆカップ第1戦は9日、胆沢若柳の奥州いさわカヌー競技場で行われた。スラロームとワイルドウオーター競技に東北を中心に35人が出場。地元勢も日ごろの鍛錬の成果を発揮して盛り上げた。
同競技場は、胆沢ダム直下の国内屈指の急流コース。選手たちが約260メートル区間の変化に富む流れに2本ずつアタックした。
本県からは男女5人がエントリー。地元勢はスラロームのカヤックに藤野浩太選手=インターワイヤード(株)、千葉悠里選手=水沢高ー駿河台大2年、スラロームのカナディアンに岩渕政浩選手=(株)ワールド設備機器、ワイルドウオーターのカヤックに千田太陽選手=胆沢中3年=の4人が出場した。
奥州ジュニアカヌークラブ所属の千田選手は「練習してきたことができるように、最後までしっかりこぎ切りたい」と話し、地元で行われる大会に初挑戦した。
千葉選手は競技後、「大学に入る前にずっと練習していたコースなので懐かしい。2本目は思った通りに舟を動かせなかった。今後は動きのテンポ、体幹を含むバランス面が課題」と話していた。
特別国民体育大会は10月に鹿児島県で開催。競技ごとの東北ブロック代表が選出され、本県は藤野、岩渕、千葉の3選手とワイルドウオーターの山田茉未選手=紫波町体育協会=が出場を決めた。
ひめかゆカップには、地元を含め全国各地の選手がエントリーし熱戦が展開された。
ワイルドスラロームと名付けたデモンストレーションも実施され、SUPやラフティングなど幅広い水上スポーツの紹介と普及を図った。
写真=スラローム競技に臨む千葉悠里選手
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