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胆江日日新聞
pickup : 登録証に歓喜再び 「風流踊」構成の市内2団体 継承へ一層、誓う(ユネスコ文化遺産)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-15 09:39:14 (400 ヒット)

 昨年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」の記念式典がこのほど都内で行われ、式典で伝達された登録認定証が届けられた。衣川の川西大念佛剣舞保存会(菅原賢一会長)と胆沢の朴ノ木沢念仏剣舞保存会(三田一男会長)の代表者らが14日、市役所本庁に倉成淳市長を訪ね、登録の喜びを伝えるとともに、一層の継承活動に励むことを誓った。

 式典には、風流踊を構成する「鬼剣舞」の伝承団体で、奥州、北上両市内の各2団体が所属する鬼剣舞連合保存会の和田勇市会長が出席。登録認定証と、同剣舞が風流踊を構成することを認める証明書が伝達された。
 市役所本庁には川西と朴ノ木沢の両保存会長のほか、庭元と舞い手3人が訪問した。菅原会長(69)は登録を契機に若手を中心に会員が増加傾向にある喜びを伝え、「約900年間、原型をとどめながら大切に受け継がれてきた大切なもの。継承活動に一層尽くしていきたい」。三田会長(73)は「世界の宝として認められ、この上ない喜びを感じている。伝統を守り、しっかりと受け継いでいく」と話した。
 倉成市長は改めて祝意を伝えながら「脈々と受け継がれてきた勇壮な踊りが、現代の人の心にも響くものだと強く感じている。市としても関係機関との連携を密にしながら、これからの活動を応援したい」とエールを送った。
 懇談の中で両会長は、市に対して継承活動の後押しに加え、登録の周知にも活用できる資料の制作を提案。市は検討事項とした。
 市から両保存会に登録認定証と証明書の写しが贈られ、活動拠点への掲示などに活用されるという。
写真=倉成淳市長を表敬訪問し、喜びや意気込みを語る川西大念佛剣舞、朴ノ木沢念仏剣舞の両保存会代表者ら


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