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pickup : 花に親しむ心育む こどもいけ花教室が開講(水沢)
市芸術文化協会(広野次雄会長)主催の「こどもいけ花教室」は15日、水沢聖天の水沢地区センターで開講した。申し込んだ児童のうち初日は11人が参加。花に親しむ心を育んでもらおうと、市内在住の華道家らが熱心に指導した。
市芸文協が文化庁の補助を受けて開催する「おうしゅう伝統文化親子教室事業」の一つ。12月まで毎月1回、計5回開催する。来年1月20―21日に水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)で開かれる修了作品展に向け、研さんを積む。
開講初日は七夕にちなみ、ササやスターチスなどを用いて挑戦。短冊や紙飾りなどを取り付けて仕上げた。完成後はスケッチや文章で作品の状態を記録。次回以降の創作に生かす。
受講2年目となる市立羽田小学校6年の佐藤多恵さん(12)は「昨年よりもうまくできたと思う。イメージ通りに生けることができた時はうれしい。絵も得意なので、記録のスケッチも一緒に楽しめる」と笑顔で話していた。
講師の代表を務める大内一優さん(80)は「ササは切りにくく、一緒に生ける花も真っすぐに伸びるものだけなので、初回にしては難しい。それでも風情あるよう、工夫して生けており、とても良くできたのでは」と褒めていた。
来年1月の修了作品展では、受講者の保護者も一緒に作品を展示する。
写真=講師のアドバイスを受けながら花を生ける子どもたち