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pickup : 閉園は本年度末 市 園児数減、1年前倒し(水沢・みなみ保育園)
市は18日、水沢真城の市立みなみ保育園の閉園時期を計画から1年前倒しし、本年度末とする方針を示した。23(令和5)年度の新規入園はゼロで、今年4月1日時点の園児数は5歳児8人。来年度の入園募集をしても、集団保育を行えるくらいの園児数が見込めないなどの理由から、閉園を1年早めたい考えだ。
閉園は老朽化に伴うもの。市が21年7月に策定した市立教育・保育施設の統廃合ロードマップには、同年度の最少年児(2歳児)が卒園を迎える24年度末に閉園することが明記されている。
21年度は3歳以上の園児を受け入れ、個別の相談により2歳児のきょうだいも入園可としていた。園児数は22年4月1日時点で4歳児9人、5歳児12人の計21人。現在は5歳児8人のみで、来年3月に卒園する。
来年度の入園募集を行っても、集団保育が実施できる程度の園児数は見込めない。新たに入園児がいたとしても次年度には転園しなければならず、子どもや保護者にとって大きな負担となる。現状を踏まえ、市が閉園時期の変更を判断した。
市は今後、地元の真城地区に説明を行う。同ロードマップで本年度末の閉園を予定している5幼稚園・1保育所と併せて、市議会9月定例会に関係条例改正案を提案する予定だ。
写真=本年度末の閉園方針が示された市立みなみ保育園