岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 子ども居場所づくり事業が始動 笑顔集まる地域に 昼食提供 毎月開催(水沢常盤)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-24 09:39:18 (371 ヒット)

 水沢の常盤地区振興協議会(遠藤清逸会長)は23日、同地区センターを会場に「子ども居場所づくり事業 モグモグときわKIDS」を始めた。週末や長期休暇中の子どもが安心して楽しく過ごせる居場所を地域内に確保。保護者の心身が休まる時間の提供も狙い、笑顔が集まる地域づくりに力を尽くす。同地区センターで毎月第4日曜日に開催する計画だ。

 昼食の提供を伴う?遊び場?として機能。報道などで、長期休暇中や週末の子どもの昼食、安全な遊び場の確保が問題点となっていることを目にしたのを踏まえた。
 遠藤会長は「忙しい保護者も多い中、学校や家庭の他に、地域に子どもの居場所があることは非常に大切。常盤地区は若い世代も多く、世代間の結びつきを強めたいという要望も以前からある」と話す。その上で「子どもが気軽に過ごせる場を継続的に確保することで、その親世代が地域とのつながりを強めるきっかけにもなってくれたら」と期待する。
 開催に当たり▽子どもを見守りながら共に遊ぶ▽弁当を作るーーというボランティアの確保が課題に。地域住民を対象に協力者を募ったところ、中高生12人、一般19人の計31人から申し出があり、開催が実現した。
 このうち市立東水沢中1年の及川結夢さん(12)は友人の誘いを受けて参加。「小さい子との時間を楽しみながら参加できている。今後の開催でもぜひ力になりたい」と意欲を見せる。
 弁当の用意は、地区内の食生活改善推進委員が協力。食材は同振興協議会の予算で準備するほか、地区住民や市社会福祉協議会、市と市社福協が子ども食堂支援連携協定を結ぶ(株)モリレイからの提供を受けている。完全予約制で、初回は46食を用意。このうち子ども用の28食は無料とした。
 子どもたちは同地区センター体育館を自由に使うことができ、ボランティアの中高生と一緒に輪投げや追いかけっこを満喫。昼食時には和室が開放され、子どもたちや保護者が弁当とかき氷を味わった。
 市立常盤小4年の宮田彩葉さん(9)と佐々木玲さん(9)は輪投げで遊んだ後、炊き込みご飯やカニクリームコロッケの弁当を仲良く食べ、「とってもおいしい!来月も来たい」と笑顔を広げた。
 同事業は毎月第4日曜日に開催し、弁当は毎回事前予約制。子どもの居場所確保のためには規模を大きくし過ぎず、確実に継続することが最も重要と考え、開催のお知らせ配布は地区内に限定するという。
写真=初開催の「モグモグときわKIDS」で弁当を味わう児童


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