岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 夏休み活用し地域連携 図書館舞台に読書推進 書籍PRやイベント(水商高委員会)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-25 09:37:32 (359 ヒット)

 県立水沢商業高校(大石恭平校長、生徒268人)の図書委員会は夏休み期間を利用し、水沢佐倉河の市立水沢図書館(佐藤良館長)との地域連携活動を展開する。同館のヤングアダルト(YA、中高生向け書籍)コーナーで貸し出している本をアピールするPOPを展示。8月4日には科学本を使った実験ショー、読み聞かせイベントを開催する。

 同校の図書委員会は、地域の読書推進に力を入れている。担当の中村和宏教諭が理科を教えている関係で、科学の児童書に記載されている実験を披露するなど、ユニークな取り組みも実施している。
 同図書館でのPOP展示は3回目。名刺やはがきサイズの厚紙を使い、本の商品力をアップさせる手法として、書店でも導入されている。注目されやすいキャッチフレーズを考えるのも、腕の見せどころだ。
 委員長の3年、井上桜さん(18)は『いちばん大切な食べものの話』(小泉武夫・井手留美著、筑摩書房)を紹介。「日本の食料自給率などについて考える本。まじめな内容だけど、堅苦しいイメージを与えず手に取ってもらえるよう、イラスト中心のPOPにしてみた」という。
 副委員長の3年、佐藤愛香さん(17)は、ぺりかん社が出版する職業紹介シリーズ「なるにはBOOKS」から、『販売員・ファッションアドバイザーになるには』(浅野恵子著)を取り上げた。「商業高校で学んでいることと、販売員の仕事が重なっていると感じた。青色の表紙に合わせたデザインに仕上げた」と語る。
 POPの展示は8月21日まで。同4日のイベントは午後1時半から実験ショー、同3時から「虹の絵本読み聞かせと虹観察装置作成」の2本立て。いずれも小学生対象で、虹の絵本と観察装置作成は、事前申し込みと保護者同伴が必要で先着20組まで。申し込み問い合わせは同館(電話23・3372)へ。
写真=ヤングアダルトコーナーのPOPを作成した、水沢商高図書委員会の生徒たち


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