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胆江日日新聞
pickup : 中学生に伝統アピール 部員減の危機脱し踊り手8人が躍動(江刺・岩高鹿踊部)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-27 09:37:08 (516 ヒット)

 県立岩谷堂高校(山影稔男校長)の金津流岩高鹿踊部(吉田心陽部長、部員11人)は26日、江刺の同校で行われた中学生一日体験入学で演舞を披露した。部員不足を乗り越え、踊り手がそろい迎えた発表の場。部員たちは中学生に最高のパフォーマンスを見せて岩高の伝統をアピールし、次の舞台に向け気持ちを新たにしていた。

 同部の踊り手は、昨年の3年生が卒業し残った2年生1人と、春に入部した1年生8人。1年生は6人が鹿踊り未経験だったが、師匠や卒業生の指導を受けながら3カ月余り練習を重ねてきた。
 この日は同体験入学のオープニングに登場し、「礼庭」の短縮版を披露。演舞できなくなる危機を脱し、そろった新メンバーがデビューを飾った。体育館いっぱいに迫力ある太鼓の音を響かせ、勇壮な舞で魅了した。
 吉田部長(2年)は「みんなで踊り切れてうれしい」と笑顔。昨年の体験入学で鹿踊を見て入部した1年生もいることから、「今日の演舞を見て、来年も入ってくれる人がいれば」と期待する。
 かつて同部で中立を務め、今も後輩たちを指導する江刺稲瀬の小原誠心さん(19)は「4月から始めて、よくここまで踊れるようになった。これを機に、鹿踊部がもっと注目してもらえるようになれば。次の公演も頑張ってほしい」と見守る。
 同部は8月以降も発表の場が控えている。吉田部長は「今後はフルバージョンを踊るため、後輩にしっかり教えていきたい。高文祭で良い結果が残せるよう頑張りたい」と意気込んでいた。
写真=中学生の前で勇壮な演舞を披露した金津流岩高鹿踊部


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