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pickup : にぎわい地域包む 「5類移行」初の夏(胆江)
新型コロナウイルスの5類移行後初めての夏本番を迎え、胆江各地で祭りなどのイベントがにぎやかに繰り広げられている。好天に恵まれた会場には盛大な催しを楽しむ家族連れらの笑顔が広がり、地域が活気に包まれている。
このうち、水沢の「真城大盆踊り大会」は29日、JA岩手ふるさと産直来夢くん駐車場で開かれた。真城地区全体の盆踊り大会は初の試み。呼び物の大盆踊りでは、地域住民ら約100人が「真城音頭」に合わせて輪踊りを楽しみ、夏の思い出を共有した。
新型コロナが5類に移行し、地域に活気を呼び込む行事を実施しようと、同地区振興会(中沢俊明会長)と地域団体「ちーむやなぎ(仮)」(佐藤永匡会長)が共催。地域に伝わる真城音頭を後世に伝えていく狙いもある。
大盆踊り大会とビアガーデンの2部構成で開催。第1部では、真城音頭の軽快な音色に合わせ、地域住民が酷暑を吹き飛ばすように舞い踊った。第2部のビアガーデンは3年ぶりの開催。奥州水沢42、25歳両厄年連が駆け付け、創作演舞を披露して盛り上げた。
ちーむやなぎの佐藤会長(54)は「輪踊りには想定以上の参加があり、子どもたちも加わってくれて良かった。来年も続けていくため、子どもを巻き込んだ形の取り組みを考えていきたい」と意気込んでいた。
写真=真城大盆踊り大会を盛り上げる奥州水沢42歳厄年連「戌進会」