岩手県奥州市、金ケ崎町の地域紙。第2回ふるさと新聞アワード(2022)グランプリ & Googleアワード受賞。
胆江日日新聞
pickup : 全国GP 3年連続金 市内7事業所がコラボ 地域密着SDGs つながり宝に最高賞へ挑む(「恋するカレーパン」シリーズ)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2023-07-31 09:40:51 (492 ヒット)

 江刺豊田町のパン工房「くろしぇっと」の鈴木希店主(34)が水沢花園町の飲食店「ROYALジャマイ館」の石川悦哉代表(56)と共同開発した商品「恋するカレーパン」シリーズが、カレーパングランプリ2023で3年連続となる金賞に輝いた。今回受賞した「りんごの告白」は、地元のリンゴ農家や酒造会社とコラボし、地域密着とSDGs(持続可能な開発目標)にこだわった一品。最高金賞には届かなかったが、次なる商品開発に向け意欲を燃やしている。

 2人が日本カレーパン協会主催の同グランプリ(GP)に挑むのは3回目。昨年に続き、東日本焼きカレーパン部門にエントリーした。
 「恋するカレーパン」シリーズ第3弾「りんごの告白」は、鈴木店主が酒造りの工程で酒かすが廃棄される現状を知ったのがきっかけで生まれた。水沢の小林酒店、前沢の岩手銘醸、江刺の3リンゴ農園とコラボレーション。パンに酒かすを練り込み、リンゴの存在感を前面に押し出したカレーパンに仕上がった。リンゴをイメージしたかわいらしい見た目も人気だ。
 鈴木店主と石川代表、リンゴを提供する岩渕ファームの岩渕世寿人さん(36)、マルタカりんご農園の高橋真樹園主(37)、つぶらりんご園の菊池一由樹さん(41)が市役所本庁を訪れ、倉成淳市長に受賞を報告した。
 鈴木店主は「人のつながりの中でできた商品。いろいろな方に協力してもらいプレッシャーはあったが、受賞できてうれしい。来年もチャレンジしたい」と笑顔。農家の提案から、リンゴの出荷時期には赤く色付けした「りんごの告白」を限定販売する予定であることも紹介した。
 石川代表は「チャレンジ精神が新たな商品を生み、地元の活性化に役立っている。今回のつながりを大切にし、最高金賞へ向かってまた一歩踏み出したい」と意気込んでいた。
写真=倉成淳市長(左から3人目)に金賞受賞を報告した鈴木希さん(同4人目)、石川悦哉さん(同2人目)ら


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