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pickup : 幸せ願い 鬼は外! きょう「節分」(胆江地方)
3日は「節分」。「鬼は外、福は内」と威勢よく邪気を払い、明るく幸せな一年に願いを込める。胆江地方の幼保施設では、豆まきや節分の由来を伝える行事が行われ、子どもたちが日本の伝統文化に親しんでいる。
衣川古戸の市立認定こども園あゆみ園(佐藤裕子園長、園児72人)は2日、恒例の豆まき会を開催。園児たちが手作りの鬼の面を着け、歓声を上げて楽しんだ。
紙の皿や紙袋、新聞紙など年齢によって異なる材料を使って鬼の面を制作。鈴木昴汰ちゃん(5)は「紙の角を付けるのを頑張った。心の中の怒りんぼ鬼をやっつけたい」と意気込んでいた。
園児たちは、豆まき会で節分の由来を学習。この日のために練習した歌とダンスで鬼に負けない気持ちを高めた後、3ー5歳児が豆まきに挑んだ。
佐藤園長が「春になる前に悪い鬼を追い出して園をきれいにしよう。幸せがいっぱい来るように、豆を一生懸命まいてほしい」と呼びかけると、園児たちは豆まきを満喫。途中で鬼に扮した職員3人が登場すると、怖がって逃げ出してしまう園児もいたが、最後は全員で力を合わせて鬼を追い出した。
4日は二十四節気の一つ「立春」。日本気象協会によると、同日の市内の最高気温は前日を3度上回る6度の予報。春の気配を感じられそうだ。
写真=鬼を退治しようと豆まきするあゆみ園の園児ら