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胆江日日新聞
pickup : 異なる作品世界楽しく めんこい美術館「親子展」 亡き父の計画実現(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2024-02-06 09:42:26 (321 ヒット)

 水沢佐倉河のめんこい美術館で、親子展が開かれている。水沢太日通りの後藤尋子さん(56)が、自身が描いた絵画に加え、母が手がけた書や妹が制作した工芸品、亡き父の描き残した油絵など約100点を展示。家族4人の異なる作品世界が、来場者の目を楽しませている。14日まで。火曜休館。

 小学校教諭として教壇に立っていた後藤さんの父・佐々木正弘さんは退職後、本格的に絵画の趣味に没頭したという。22(令和4)年に亡くなり、後藤さんと妹の田口淳子さん(51)が遺品を整理。正弘さんが描いた作品が大量に残されていたことから、親子展と銘打った展示会を企画した。
 正弘さんは油彩画や水彩画に取り組んでいたといい、母恭子さんは書に親しむ。後藤さんは人物、風景などを油絵の具や色鉛筆で描き、田口さんはステンドグラスやつぼなどの工芸品を手がけており、それぞれ異なる美術作品を展示した。
 出身地の水沢黒石町が大好きだったという正弘さんの作品は、その多くが市立黒石小学校や黒石地区の風景画。来場者は、昔を思い出すように展示された絵画を楽しんでいた。
 後藤さんは「川や山など父の好きな黒石町の風景を集め展示した。生前かなわなかった計画を実行でき、父も喜んでくれていると思う。気軽に足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
 開場時間は午前9時から午後5時まで。14日は正午まで。
写真=水沢・黒石地区の風景などが並ぶ親子展


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