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pickup : 姉妹都市 味わう給食 献立に静岡「掛川茶」活用 児童生徒 関心寄せる(市内小中学校)
市内小中学校の給食に今月、市の姉妹都市・静岡県掛川市の特産品「掛川茶」を使った献立が提供されている。「姉妹都市を味わう日」と銘打ち、14日は水沢地域内4小中学校で実施。子どもたちは給食センター考案のメニューを頬張り、姉妹都市に関心を寄せていた。
市の国内姉妹都市は北海道長沼町と厚真町、静岡県掛川市。児童生徒や保護者に絆を感じてもらおうと、16(平成28)年度から姉妹都市の農産物を給食に取り入れている。本年度は掛川市の食材を取り上げた。
この日は4小中学校の給食に、東水沢学校給食センターが考えた「掛川茶入りうどん」、「鶏肉の塩こうじ焼き掛川茶風味」が登場。うどんは前沢の阿部製麺が製造したもので、濃い緑色の麺が特徴的だ。江刺地域で昔から親しまれている「あんかけうどん」をイメージし、あんかけスープも用意された。
市立水沢中学校(村上俊明校長、生徒390人)3年A組では、教諭が掛川市や献立を紹介した。生徒たちはうどんの香りを楽しみながら、スープとからめて味わった。鶏肉も頬張り、あっという間に平らげた。
藤田敦志君(15)は「奥州市の伝統的な味と掛川市のお茶が一つになり、すごくおいしかった。麺は袋を開けた時にお茶の匂いがして食べやすかったし、鶏肉は緑茶の味を強く感じた」と満足げだった。
写真=姉妹都市・掛川市の「掛川茶」を使った給食を味わう生徒たち